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（カナダ、トロント）

USオープン前哨戦のロジャーズ・カップ（賞金総額１３４万ドル、ティア１）は、現地木曜日シングルス３回戦が行われ、トップシードのＪ・エナン（ベルギー）や第２シードＪ・ヤンコビッチ（セルビア）、第３シードＳ・クズネツォワ（ロシア）らが危なげのないプレーでベスト８進出を決めた。

世界ランキングNo.1で、今大会は２００３年に優勝しているエナンは、Ｓ・ポン（中国）を7-5, 6-2で退けた。エナンは、第１セット5-5のタイでブレークを決めると一気に流れをつかみ、一方的に試合を進めた。
準々決勝で対戦するのは第６シードのＮ・ペトロワ（ロシア）。この日第１０シードのＰ・シュニーダー（スイス）と対戦したペトロワは6-4, 6-1で勝ち進んでいる。エナンとペトロワはこれまで１０勝２敗とエナンが大きくリードしている。

ヤンコビッチは第１３シードのＳ・バンマー（オーストリア）に6-2, 6-3で快勝。準々決勝では、Ｓ・ペア（イスラエル）を6-4, 6-3で倒したＶ・ラッツァーノ（フランス）と対戦する。

クズネツォワはＭ・ショーネシー（アメリカ）を6-3, 6-2で一蹴しての８強入り。準々決勝では、同じくこの日Ｆ・スキアボーネ（イタリア）を6-2, 6-0で下した第１２シードのＴ・ゴロバン（フランス）と対戦する。

昨日の２回戦で、第４シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）をストレートで倒し、勢いづくヤン・ツー（中国）は、この日もＥ・ダニリドー（ギリシア）を6-3, 5-7, 7-6 (7-5)の３時間を越す接戦の末に倒し、今季初の準々決勝進出を決めた。次に対戦するのは、この日のナイターで行われるＭ・バルトリ（フランス）とＤ・サフィーナ（ロシア）との勝者。