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ヘンマンが引退表明

(アメリカ、ニューヨーク)

長年に渡りイギリステニス界のエースとして日本にもファンが多いT・ヘンマン(英国)が、滞在先のニューヨークで23日引退を表明した。長引く怪我の状況に加え、第三子の誕生も控え、家庭生活を優先するとのこと。プロとしての最終戦は、来月ウィンブルドンで行われるデビス・カップとなる予定。

ヘンマンはキャリア通算で10個のタイトルを獲得したが、グランドスラムでは6回準決勝進出したにとどまった。
「グランドスラムで優勝しないで引退する人は五万といるわけで、僕もどうしたら皆に覚えていてもらえるかって、自分でもわからないね。でも、『あいつはいい選手だった、持てるものは全部出していた。』と言ってくれれば嬉しいかな。」と、長いプロ生活で“出来るだけのことはやった”と、悔いはないようだ。

ヘンマンがもっとも輝いたのは、やはり母国のウィンブルドンだった。1998年、1999年、2001年、2002年と4回準決勝へ進出。しかし地元ファンが渇望するチャンピオンと言う夢は果たせずにいた。
「ウィンブルドンで優勝することがテニス選手としての自分のゴールだった。優勝できなかったことはもちろん残念だ。でも、自分の実力を最大限に生かすことができたテニス人生であると、こうして最後に思うことができる。常に試合に臨むときは一生懸命練習をして、全力を尽くしてプレーしていた。それが僕ができたであろう最高のことだ。」

中でも2001年のG・イバニセビッチ(クロアチア)との準決勝が最も記憶に残る。試合の支配権はヘンマンにあるかに見えたが、雨による中断によりイバニセビッチが息を吹き返してしまった。もし、やり直せるならばと思う試合はと言う問いに、「もし状況を変えることができるのであれば、イバニセビッチとの試合で雨を降らせずに試合を続行したかったね。」と、ヘンマンは笑って答えた。

ヘンマンの自己最高世界ランキングは4位、8年間以上も20位内、うち5年間はトップ10内におり、名実ともにトップ選手と認められるに十分な成績を残した。しかし、ここ数年の怪我や、試合での苦戦が続いてランキングも現在92位にまで下がった状況から、この日の引退表明はそれほど驚かされるものではなかった。

「引退は時折脳裏によぎっていたこと。腰と膝の怪我のせいでいろんな支障が起き、テニス人生がかなり苦しいものになっていたのは事実。以前ほど楽しむことがきなくなっていた。」と、このところの怪我について語った。この夏のワシントンでの試合に復帰した時に、回復したと思っていたその腰の怪我が再発し、「怪我が悪化する中、たいした成績を上げられずにプロであり続けることに耐えられなくなった。」と、限界を感じざるを得なかったとのことだ。

地元ウィンブルドンでクロアチアを迎えて行われるデビスカップは、彼の最高の花道となるだろう。
「特に前から計画していたわけじゃないけど、デビスカップがウィンブルドンで行われるなら、それが一番いいと思ったんだ。オール・イングランド・クラブで行われるどの大会でプレーすることも、僕にとっては誇りに思えることなんだ。」と、ヘンマンは有終の美を地元で飾る決心をした。

(2007年8月24日8時17分)
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