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（アメリカ、ニューヨーク州フラッシングメドウズ）

USオープン７日目の２日、男子シングルス３回戦を行った第２シードＲ・ナダル（スペイン）はＪＷ・ツォンガ（フランス）を7-6(7-3), 6-2, 6-1で下し４回戦進出を決めた。同胞の第１５シードＤ・フェレール（スペイン）もＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）との４時間近い死闘を勝ち抜き、6-3, 3-6, 4-6, 7-6 (7-5), 7-5で４回戦へ進み、ナダルと対戦する。

ナダルは１回戦で膝を痛め、その経過が心配されており、この日も両膝をテーピングこそしていたが、全くその影響も見られず、強打で攻めるツォンガを封じた。２週目に向けて「調子は上向きだ。」と、ナダルは心身ともに充実しつつある様子。
一方のツォンガは、２回戦では今年が最後のUSオープンとなったＴ・ヘンマン（英国）を下していた。

ナルバンディアンは最終セットで5-4とマッチポイントを握ったが、そこで簡単なバックハンドをネットにかけてしまった。するとフェレールが続けて３ゲーム取り、勝負をつけ、ＵＳオープン初の４回戦進出を決めた。
フェレールは、「ナダルはすごい選手で、動きも素晴らしい。勝つのは難しいと分かっているが、ベストを尽くして楽しいテニスをしたい。」と、４回戦への抱負を語った。
敗れたナルバンディアンは、ベスト４入りした2003年の今大会ではＲ・フェデラー（スイス）を４回戦で倒しているが、今年はこれまで18勝16敗と精彩を欠いている。

また、今大会９回目の出場で初の４回戦進出を狙っていた第１２シードのＩ・リュビチッチ（クロアチア）も、第２０シードのＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）に4-6,7-6, 6-2, 3-6, 3-6の４時間近い試合の結果、惜しくも敗れた。