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ハース敗退 シード勢は半分に◇タイ・オープン

(タイ、バンコク)

タイ・オープン(賞金総額55万ドル)は木曜日、シングルス2回戦の8試合が行われ、ベスト8が出揃ったが、第4シードのT・ハース(ドイツ)が敗れ、上位8シードの内わずか4人だけが準々決勝へ進んだ。

世界ランク3位のN・ジョコビッチ(セルビア)や同5位のA・ロディック(アメリカ)などトップ選手が直前に欠場し、また第5シードのC・モーヤ(スペイン)が1回戦敗退するなど、上位選手が不在となっていく中、ハースはボトムハーフでは最高シードとなっていたが、この日N・マウー(フランス)に4-6, 4-6で敗れた。

世界ランク71位のマウーは、過去2度の決勝進出があるものの未だ優勝の経験はなく、初優勝を目指して準々決勝では第8シードのF・ベルダスコ(スペイン)と対戦する。

第6シードのD・ツルスノフ(ロシア)M・ロドラ(フランス)を6-4, 6-4で下して、次はワイルドカード出場のワン・ユーツオ(台湾)と対戦する。ワンは1回戦ではロディックと当たることになっていたが、その欠場により補欠選手と対戦して勝っていた。

第3シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と第7シードのI・カルロビッチ(クロアチア)もそれぞれ勝ちあがり、準々決勝で初めて対決する。
この日ベルディフはサーブも絶好調で、M・ズベレフ(ドイツ)を6-1, 6-4で退けた。カルロビッチは補欠出場のS・スタドラーに手こずったものの6-7 (7-3), 7-6 (7-4), 7-5で勝ち抜けた。

地元期待のD・ウドムチョク(タイ)B・ベッカー(ドイツ)に2-6, 3-6で敗れ、8強入りはならなかった。ベッカーは同胞のD・メッフェルト(ドイツ)と4強入りをかけて対戦する。

(2007年9月28日10時18分)
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