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（ロシア、モスク）

クレムリン・カップの男子部門（賞金総額１００万ドル）は９日、シングルス１回戦を行い、トップシードのＮ・ダビデンコ（ロシア）がＪＷ・ツォンガ（フランス）を7-6(7-0), 6-2のストレートで下し、２連覇へ向けて好スタートを切った。

現在世界ランク４位のダビデンコは、２００４年に初優勝を飾り、今大会で３度目の優勝を狙っている。２回戦では、Ｆ・サントロ（フランス）を3-6, 6-3, 6-2の逆転で下したＮ・ラペンティ（エクアドル）と対戦する。

第４シードのＰ・Ｈ・マチュー（フランス）はＳ・グロージャン（フランス）を6-2, 6-2で一蹴し、２回戦進出を決めた。世界ランク２４位にいるマチューは、Ｄ・ハートフィールド（アルゼンチン）を7-6(7-1), 1-6, 6-1で下した主催者推薦で出場のＩ・クニツィン（ロシア）と２回戦で顔を合わせる。

昨年準優勝で今大会第５シードのＭ・サフィン（ロシア）は、予選から勝ち上がった同胞のＤ・マツケビッチ（ロシア）を7-6(7-2), 7-5で退けた。サフィンは２ヶ月間の休養を取って、ヒマラヤ山脈への登山を行うなどしており、これが復帰第１戦となる。

その他のシード勢では、第７シードのＤ・ツルスノフ（ロシア）が予選勝ち上がりのＭ・ズベレフ（ドイツ）を6-4, 3-6, 6-4のフルセットで破った。

また、Ｍ・ベレー（ドイツ）がＪ・アカスーソ（アルゼンチン）を6-7(5-7), 7-5, 6-4で、Ｍ・チリッチ（クロアチア）がＳ・ボレッリ（イタリア）を6-3, 6-4で下して初戦を突破した。Ｋ・フリーゲン（ベルギー）は、Ｖ・トロイキ（セルビア）が足の負傷により棄権したため、思わぬ勝利が舞い込んできた。

今大会の優勝賞金は１４万２千ドル。