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(オーストリア、リンツ)
ジェネラーリ女子(賞金総額60万ドル、ハード)は25日、シングルス2回戦を行い、杉山愛(日本)が0-6, 2-6でJ・バクレンコ(ウクライナ)に敗れた。K・シュレボトニック(スロベニア)と組んで出場しているダブルスでは、D・サフィーナ(ロシア)/G・ドゥルコ(アルゼンチン)組が、ドゥルコの呼吸器系の病気より棄権したため、準決勝に駒を進めた。
杉山は現在、今夏以降のWTA大会シングルス本選で5勝9敗と大きく負け越している。しかし、ダブルスでは最終戦ツアー・チャンピオンシップス出場に向けて、シュレボトニックとのペアで4位につけており、既に2位のペアが欠場を決めたために、3位と優位につけている。出場することになれば、K・クレイステルス(ベルギー)と組んでいた2003年以来となる。
その他のシングルスでは、第2シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)、第3シードのM・バルトリ(フランス)、第5シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)、第6シードのP・シュニーダー(スイス)らシード勢が順当に勝ち上がった。
現在世界ランク10位のハンチュコバはG・ドゥルコを6-3, 6-1で退けた。24歳のハンチュコバは今季インディアン・ウェルズで優勝し、決勝に3回、ベスト4に5回進出するなど好調だが、好不調の波が激しい。
USオープンでは格下のバクレンコに敗れて初戦敗退を喫したかと思えば、その後のコルカタでベスト4に入り、バリとルクセンブルグで準優勝を収めた。今月のヨーロッパのインドア・シーズでは2大会で2回戦敗退に終わっており、今大会では今季6度目の4強入りをかけて、E・ダニリドー(ギリシア)を6-4, 6-3で下したA・ボンダレンコ(ウクライナ)と対戦する。
今季初優勝を狙う世界ランク9位のバルトリは弱冠16歳のT・パスゼック(オーストリア)を6-2, 6-1と危なげなく退けた。バルトリは、ウィンブルドンではV・ウィリアムズ(アメリカ)に、プラハでは森上亜希子(日本)に敗れ、準優勝に甘んじており、今年初の栄冠を目指して準々決勝では杉山を破ったバクレンコと対戦する。
昨年5月のストラスブール以来の優勝を目指す18歳のバイディソバはY・モイスバーガー(オーストリア)を6-3, 6-1で倒している。2ヶ月間に及んだウィルス性疾患によるツアー離脱を乗り越え出場した先週のチューリッヒでは、準決勝まで進出したが、優勝したJ・エナン(ベルギー)に阻まれており、今大会で今季初の決勝進出、そして優勝を狙う。
同大会で2年前に準優勝し、2度のベスト4入りがある28歳のシュニーダーは、A・モリック(オーストラリア)を6-4, 6-4で破った。準々決勝では、これまで1勝1敗としているトップシードのA・チャクエタゼ(ロシア)と顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は8万8千265ドル。
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