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ナダルが2年連続の準決勝進出◇男子ツアー最終戦5日目

(中国、上海)

男子テニスATPツアー最終戦のテニス・マスターズ・カップ(賞金総額445万ドル)は大会5日目の15日、ラウンドロビンのゴールドグループの試合を行い、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に6-4, 6-4でストレート勝ちし、通算2勝1敗で予選突破を決めた。

今季全仏オープン3連覇を含むツアー6勝を飾ったナダルは、ジョコビッチとの対戦成績を6勝2敗とした。昨年の準決勝では優勝したR・フェデラー(スイス)に敗れていた。

ジョコビッチは敗れたはしたものの、8本中5本のブレークポイントをしのぎ、9本のサービスエースを決めるなど、決してナダルに楽な試合をさせたわけではなかった。
今大会では0勝3敗と惨憺たる結果に終わったジョコビッチだが、2007年はUSオープンで初の四大大会決勝進出を果たし、ツアー5勝、シングルス68勝を記録するなど大躍進した。しかし10月のマドリッド・マスターズの後に親不知を抜歯してから、4連敗となった。

ナダルはこの勝利で準決勝への望みをつなぎ、第6シードのD・フェレール(スペイン)が第8シードのR・ガスケ(フランス)を6-1, 6-1で下したことで、2年連続のベスト4進出を確実にした。25歳のフェレールは今大会、ナダルとジョコビッチを破る番狂わせを起こしており、この勝利で予選ゴールドグループ1位通過を決めた。

第6シードのフェレールは、第8シードのガスケとの試合を序盤から支配し、8本中6本のブレイクチャンスをものにして快勝、ガスケ戦では3勝0敗となった。
「もちろん、僕は優勝候補なんかじゃないよ。」とフェレールはコメント。「ナダルは世界ランク2位で、ジョコビッチは3位。でも、テニスには毎週驚きがつきものでしょ?」

フェレールは今季ツアー3勝を果たし、最終戦初出場を決めており、スペイン勢としては1998年のA・コレッジャ(スペイン)以来の最終戦優勝を目指す。

この結果、第6シードのフェレールが3勝0敗、ナダルが2勝1敗で予選突破し、第8シードのガスケが1勝2敗、第3シードのジョコビッチが0勝3敗で予選敗退に終わった。

準決勝では、フェレールがラウンドロビン・レッドグループの2位と、ナダルは同グループの1位と対戦する。レッドグループからはA・ロディック(アメリカ)が2勝0敗で既に準決勝進出を決めており、残り1席を巡ってフェデラーとF・ゴンサレス(チリ)が争っている。

(2007年11月16日12時15分)
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