カタール・エクソンモービル・オープン（カタール・ドーハ、賞金総額１０４万９千ドル）は２日、シングルス２回戦を行い、第３シードのＡ・マレー（英国）がワイルドカードのＲ・シュトラー（ドイツ）を1-6, 6-0, 6-1で下し、準々決勝進出を決めた。
マレーは初出場だった昨年大会で決勝に進んだが、Ｉ・リュビチッチ（クロアチア）に敗れ準優勝に終わった。再び決勝の舞台を目指す今大会は、この日のシュトラー戦の第１セットこそ簡単に落としたが、その後は圧倒的な差を見せ付け、「第１セットを取られた後は、スライスを多用して、彼をネットにおびき出したんだ。第２セットで１ブレークを取った後は、リラックスできたよ。いい感じを保ちたかった。今日のように試合をひっくり返せると気持ちいいね。」とマレーは語った。
２０歳のマレーは、優勝するためには残りの試合で強豪と当たることになる。まずは準々決勝ではＴ・ヨハンソン（スウェーデン）、準決勝でトップハーフのＮ・ダビデンコ（ロシア）、そして決勝ではボトムハーフのＩ・リュビチッチとの対戦が予想される。
第１シードのダビデンコはこの日、Ｆ・サントロ（フランス）に6-3, 6-3で勝利した。次の試合では、Ｎ・キーファー（ドイツ）が肩の怪我で棄権したため勝ち進んだ同胞のＤ・ツルスノフ（ロシア）と対戦する。ダビデンコはこの日の試合を振り返って、「彼（サントロ）との試合はいつも特別なものになるよ。自分のリズムをつかむのが容易ではないんだ。次はロシア人対決になる。ツルスノフも良い選手だから、また厳しい試合になるだろう。」とコメントした。
その他の試合では、第６シードのＰ・コールシュライバー（ドイツ）がＦ・ボランドリ（イタリア）を6-4, 6-1で、Ａ・カイエリ（アルゼンチン）がイ・ヒュンタク（韓国）を6-3, 6-1で、それぞれ下している。
（2008年1月3日10時19分）
