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全豪オープン（賞金総額２０６０万豪ドル）は大会第３日の１６日からシングルス２回戦が行われる。グランドスラムといえど、早いラウンドでの試合はまだ面白みに欠けることがあるが、Ｌ・ダベンポート（アメリカ）とＭ・シャラポワ（ロシア）との一戦は大会屈指の注目カードとなった。

全豪オープンでは２０００年に優勝を飾っている３１歳のダベンポートは昨年、妊娠・出産による休養を経て１１ヶ月ぶりにツアー復帰を果たし、その後の４大会で３勝をあげる活躍を見せている。今大会では、１回戦ではフルセットの接戦を制し、復帰後の勝敗を１９勝１敗に伸ばした。

一方のシャラポワは、昨年初の決勝に進んだが、Ｓ・ウィリアムズ（アメリカ）に敗れ、優勝を逃しており、２年連続の決勝進出を狙う。

ともに元女王の両者は、過去の対戦ではシャラポワが、四大大会初優勝を飾った２００４年のウィンブルドン準決勝を含めて、４勝１敗と勝ち越している。

水曜日の試合には、２度目の全豪制覇を狙う第１シードのＪ・エナン（ベルギー）も登場し、Ｏ・ポウチコワ（ロシア）と対戦する。エナンは現在、昨年のウィンブルドン準決勝でＭ・バルトリ（フランス）に敗れたのを最後に無敗を続けており、２９連勝中。Ｖ・ウィリアムズ（アメリカ）が２０００年に記録した３５連勝という記録まで、あと６つに迫っている。

２年連続４度目の優勝を狙う第７シードのセリーナも２回戦を行い、Ｍ・ユアン（中国）と対戦。また、１回戦で１７歳のＴ・パスゼック（オーストリア）に予想外の苦戦を強いられた第３シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）もＥ・ガロビッツ（ルーマニア）との試合に臨む。

一昨年の覇者、第１８シードのＡ・モレスモ（フランス）もＹ・シュウェドワ（ロシア）と顔を合わせる。