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全豪オープン（賞金総額２０６０万豪ドル）は大会第８日の２１日、３年連続４度目の優勝を狙う第１シードのＲ・フェデラー（スイス）、グランドスラム初優勝を狙う第３シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）が４回戦を行う。

３回戦でノーシードのＪ・ティプサレビッチ（セルビア）に４時間半の苦戦を強いられたフェデラーは、第１３シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）との顔合わせ。現在は５連勝中だが、初対戦だったアテネ・オリンピックで敗れたことがある。３回戦で蓄積した疲労が心配なフェデラーは、崩れていた調子を立て直すことが出来るか。

また昨年ＵＳオープンで初めてのグランドスラム決勝に進んだジョコビッチは、３２年ぶりの地元勢優勝を狙う第１９シードのＬ・ヒューイット（オーストラリア）との対戦。ここまで快勝で勝ち上がってきたジョコビッチに対して、ヒューイットは一昨年ファイナリストのＭ・バグダティス（キプロス）との３回戦を朝方までかかって制するなど、勝ち上がり方は対照的となっている。

そして、現在勝ち残っている中で最年少１９歳のＭ・チリッチ（クロアチア）は、第１２シードのＪ・ブレーク（アメリカ）と対戦。チリッチは３回戦で昨年準優勝のＦ・ゴンサレス（チリ）を破っており、波に乗っている。一方のブレークはＳ・グロージャン（フランス）との試合を２セットダウンから挽回して勝った。

もう１つの４回戦では、第５シードのＤ・フェレール（スペイン）と第２２シードのＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）がスペイン勢対決を行う。