バークレイズ・ドバイ・テニス選手権は２６日、１回戦を行い、ラッキールーザーで本戦入りした森上亜希子（日本）がＡ・サバイ（ハンガリー）を6-1, 6-4で下し、初戦突破を決めた。
同じくラッキールーザーとなった杉山愛（日本）はＳ・サファロバに6-1, 3-6, 2-6で、予選を勝ち上がった中村藍子（日本）はＮ・バイディソバ（チェコ共和国）に3-6, 0-6でいずれも敗れ、２回戦進出はならなかった。
全豪オープンと先週のドーハで優勝を収め、フェド杯を含めると今季１４戦全勝と絶好調だった第５シードのＭ・シャラポワ（ロシア）がこの日、１回戦を行う予定だったが、ウィルス性疾患のため棄権を余儀なくされた。シャラポワに代わって本戦入りした森上がその幸運を活かしている。
シード選手では、第６シードのＡ・チャクエタゼ（ロシア）が予選勝者のＡ・ラドワンスカ（ポーランド）を6-2, 2-6, 6-4で下した。チャクエタゼは今月、パリで今季初優勝を果たしたものの、その後はアントワープ、ドーハと２大会連続で初戦敗退に終わっており、３大会ぶりの勝利をものにした。２回戦では世界ランク１５位のＤ・サフィーナ（ロシア）と顔を合わせるが、過去の対戦成績は１勝３敗と苦手としている。
依然不調が続いているのが第７シードのＭ・バルトリ（フランス）で、Ｆ・スキアボーネ（イタリア）に1-6, 7-6(7-5), 1-6で敗れた。世界ランク９位のバルトリは、先週のドーハでも初戦で敗れており、今季の戦績も３勝５敗で、トップ１０選手らしからぬ成績となっている。
元世界ランク１位のＡ・モレスモ（フランス）は、予選を勝ち上がったＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）を7-6(9-7), 6-2のストレートで退けた。
先週のドーハで初戦敗退した後、引退をほのめかすコメントを残した２８歳のモレスモだが、同大会では昨年は準優勝しており、今年はタイトルを獲得して復活の狼煙を上げたいところ。
その他の試合では、Ｓ・ミルザ（インド）がＶ・ドゥシェヴィナ（ロシア）を7-6(7-5), 6-2で、Ｓ・バンマー（オーストリア）がＥ・マカロバ（ロシア）を7-6(8-6), 6-3で、Ｋ・シュレボトニック（スロベニア）がＮ・ペトロワ（ロシア）を6-4, 6-4で下して２回戦進出を決めた。
今大会の賞金総額は１５０万ドルで、優勝賞金は２５万ドル。
（2008年2月27日10時10分）
