ＰＢＺザグレブ・インドアは２７日、シングルス２回戦を行い、第１シードのＩ・リュビチッチ（クロアチア）がＬ・ジョブコ（クロアチア）との同胞対決に6-4, 7-6 (7-3)で勝利し、ベスト８進出を決めた。
２年ぶり２度目の優勝を狙うリュビチッチは、ワイルドカードで出場のジョブコに対して１８本のサービスエースを記録し、１度もブレークポイントを握らせないままストレートで勝負を決めた。リュビチッチはファーストサーブが入った時、９５パーセントの確率でポイントを決めるなど、サービスが好調だった。
リュビチッチの準々決勝の対戦相手は、Ｒ・デフェスト（南アフリカ）に7-5, 6-1で勝ったＴ・ガバシュビリ（ロシア）となった。
また、リュビチッチの他にも、地元観客の声援を受けるクロアチア勢が３人登場したが、こちらは明暗が分かれた。
ベスト８に駒を進めたのは、Ｍ・アンチッチ（クロアチア）ただ１人で、Ｄ・グレメルマイヤー（ドイツ）に6-3, 6-2で快勝した。次は第３シードのＧ・シモン（フランス）を6-2, 6-4で破ったＲ・ハース（オランダ）と対戦する。
全豪オープンでベスト１６に進出し、一躍注目を集めた１９歳のＭ・チリッチ（クロアチア）は第５シードとして出場していたが、Ｓ・ボレッリ（イタリア）に4-6, 3-6で敗れた。また、Ｒ・カラヌシッチ（クロアチア）も、第８シードのＪ・ティプサレビッチ（セルビア）に3-6, 7-6 (7-4), 4-6で競り負けている。
その他の試合では、世界ランク２０９位のＳ・スタコフスキ（ウクライナ）がＶ・トロイキ（セルビア）に7-6 (9-7), 3-6, 6-4で勝った。スタコフスキは、Ｍ・ロドラ（フランス）の欠場によりラッキールーザーとして出場しており、１回戦では第２シードのＩ・カルロビッチ（クロアチア）を破る波乱を起こしていた。
また、Ｏ・ロクス（ベルギー）がＳ・クーベック（オーストリア）に6-2, 6-4で勝利している。
（2008年2月28日11時02分）
