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セルラー・サウス・カップは1日、シングルス決勝を行い、元世界ランク1位で、今大会第4シードのL・ダベンポート(アメリカ)が、第5シードのO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)に6-2, 6-1で快勝し、今季2度目、通算55度目のツアー優勝を飾った。
昨年出産を経てツアー復帰を果たした31歳のダベンポートは、ツアー優勝回数でV・ウェイド(英国)に並び、歴代7位タイとなった。「記録を気にしてきたわけじゃないけど、凄いことね。現実を越えているように思う。歴代の名選手に並んだということは、現役を退いたときに考えることだと思う。」と話した。
これで昨年9月の復帰後に参加した6大会で、ダベンポートは4勝目をあげたことになり、シングルスの勝敗は24勝2敗となった。
今大会では、初戦のS・リシキ(ドイツ)戦で7-5, 6-3と苦戦したが、それ以降はわずか10ゲームしか落とさない圧倒的な差を見せつけた。
「大会の一番最初のセットはどうしてもものにしたかった。それからはリラックスして自分のプレーをできるようになった。初戦で勝った後は、残り4試合への自信がついた。サーブも良かったし、ポイントを決められた。どちらも私の試合には重要なこと。」と元女王は大会を振り返った。母国アメリカでの試合は、2006年のUSオープン以来だった。
世界ランク49位のゴヴォルツォバは、現在は46位のダベンポートとは初対戦だったが、一度もブレークポイントを握らせてもらえず、「サーブが良いとは知っていたけど、これほどだとは思わなかった。」と舌を巻いていた。「毎ゲームでエースを決めていたような気がする。逆に私のサーブは良くなくて、簡単にリターンされてしまったから、キープするのが難しかった。」ともコメントした。
ダベンポートはこの試合、8本のサービスエースを決め、ファーストサーブが入ったときのポイント獲得率は89パーセントに上った。
しかし、ゴヴォルツォバは準決勝で昨年ファイナリストのS・ペア(イスラエル)を破り、初のWTAツアー決勝に進んだことに関して、「今週は良い1週間だった。ペアを倒して、初めての決勝に進めたし。今日の試合でも沢山のことを学んだし、次回彼女(ダベンポート)と対戦するときはもっとうまくやれると思う。」と話した。
今大会は、男子ATPツアーのリージョンズ・モーガン・キーガン選手権と共催で行われており、女子部門の賞金総額は17万5千ドルで、優勝賞金は2万8千ドルとなっている。
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