テニス・チャンネル・オープン（賞金総額４３万６千ドル、アメリカ、ラスベガス）は３日、シングルス１回戦を行い、２連覇を狙う第２シードのＬ・ヒューイット（オーストラリア）が、Ｍ・サフィン（ロシア）との元王者対決を6-2, 6-1で制し、２回戦進出を決めた。
ともに２０歳の時に世界ランク１位にのぼり詰め、２度のグランドスラム制覇を誇る両者だが、現在のランキングではヒューイットが２４位、サフィンが８７位と明暗が分かれている。今回の１回戦までの対戦成績では６勝６敗とイーブンになっていたが、この日の試合ではサフィンのサーブを攻めたヒューイットが５８分で試合を終わらせた。
ヒューイットは昨年同大会で、準決勝でサフィンを下し、決勝ではＪ・メルツァー（オーストリア）に6-4, 7-6 (12-10)で競り勝って、２６度目のツアー優勝を飾った。今季は地元オーストラリアの大会でベスト８に進んだのが最高成績となっており、今大会で今季初優勝を狙う。
この日はその他のシード勢も登場し、第４シードのＧ・カニャス（アルゼンチン）がＴ・ヨハンソン（スウェーデン）に6-3, 7-6 (7-3)で、第８シードのＮ・キーファー（ドイツ）がＢ・ベッカー（ドイツ）を6-4, 6-3で、それぞれ下した。
残りのシード勢は、第１シードがＦ・ゴンサレス（チリ）、第３シードがＭ・バグダティス（キプロス）、第４シードがＰ・スタラーチェ（イタリア）、第６シードがＭ・ロドラ（フランス）、第７シードがＲ・ソデルリング（スウェーデン）となっている。
また、その他の試合では、地元勢のＳ・クエリー（アメリカ）がＳ・グロージャン（フランス）に6-2, 4-6, 7-6 (10-8)で、Ｒ・ジネプリ（アメリカ）がＸ・マリス（ベルギー）に2-6, 6-3, 6-4でそれぞれ辛勝したほか、Ｅ・コロレフ（ロシア）がＳ・ロイトマン（アルゼンチン）に6-4, 4-6, 6-3で勝利している。
（2008年3月4日17時20分）
