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イバノビッチがトップシード◇パシフィック・ライフ・オープン女子

パシフィック・ライフ・オープン女子(賞金総額210万ドル、ティア1)は12日から本選が開幕し、世界ランク2位のA・イバノビッチ(セルビア)が今季初優勝に向けてトップシードで登場する。

昨年ベルリン、ロサンゼルス、ルクセンブルクで優勝し、大躍進を果たした20歳のイバノビッチは、今年は優勝こそないが、全豪オープンで2度目のグランドスラム準優勝を果たし(決勝でM・シャラポワ(ロシア)に敗退)、世界ランクを自己最高の2位に上昇させた。
同大会では一昨年にベスト8、昨年はベスト16に進んでおり、今年は第1シードとして優勝を狙う。

上位シード勢では、第2シードにS・クズネツォワ(ロシア)、第3シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)、第4シードのシャラポワらグランドスラムの優勝争いにからむ選手が名を連ねている。
第5シードは昨年覇者のD・ハンチュコバ(スロバキア)。昨年は決勝でクズネツォワを破り、2002年以来2度目の優勝を果たしており、自身初のツアー大会2連覇を目指す。
第6シードはM・バルトリ(フランス)、第7シードはN・バイディソバ(チェコ共和国)、第8シードはD・サフィーナ(ロシア)となっている。世界ランク1位のJ・エナン(ベルギー)は欠場している。

先週バンガロール・オープンで29回目のツアー優勝を決めたS・ウィリアムズ(アメリカ)や、V・ウィリアムズ(アメリカ)は参加しておらず、地元アメリカ勢のトップとして、L・ダベンポート(アメリカ)が第24シードで出場。
2006年9月に一度ツアーを退いたダベンポートは、第1子の出産を経て昨年9月に復帰したばかりだが、すでに4勝を収めるなど、元女王の実力を取り戻したかに見える。四大大会3勝を誇る31歳のダベンポートは同大会とは相性がよく、過去2度の優勝を果たしている。

日本からは杉山愛(日本)が第27シードとして参加しており、その他、中村藍子(日本)藤原里華(日本)の2名が予選から挑戦している。

32名のシード選手は1回戦が免除されており、2回戦からの登場で、優勝賞金は33万2千ドル(約3400万円)となっている。

(2008年3月11日20時35分)
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