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昨年覇者のジョコビッチが敗退◇ソニー・エリクソン・オープン

ソニー・エリクソン・オープン(マスターズ・シリーズ、賞金総額377万ドル)は28日、男子シングルス2回戦が行われ、2連覇を狙っていた第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が、伏兵K・アンダーセンに6-7(1-7), 6-3, 4-6で敗れる大波乱があった。

20歳のジョコビッチは昨年、決勝でG・カニャス(アルゼンチン)を下して優勝し、大会最年少チャンピオンとなっていた。しかし、この日はサーブが不調で、「ミスも多かったし、無駄な動きもあった。彼は長身だし、見た目からすると、それほど機敏に動けないと思うよね。でも、彼は動きにバランスが取れてて、ボールに対するセンスもある。いい選手だよ。」とコメント。

また、ジョコビッチは6本のサービスエースを決められ、「初対戦だったし、彼のプレーを見るのも初めてだった。彼のサービスに驚いたし、リターンもうまくいかなかったから、彼に楽にサービスキープをさせてしまった。第3セットでは、大事な場面でミスしてしまったのが痛かったね。」と完敗を認めた。

金星を決めたアンダーセンは、身長が2メートルある21歳で、今月はじめにラスベガスで初のATPツアー決勝進出を果たしていた。「今は何と言っていいかわからないよ。今日は最初からベストなショットをしようと思っていた。自分に出来ると言い聞かせていたよ。」と話した。

その他の試合では、第2シードのR・ナダル(スペイン)が一本のブレークポイントも握られることなく、B・ベッカー(ドイツ)に7-5, 6-2でストレート勝ちした。ナダルは昨年7月以来のツアー優勝を狙っている。

1回戦が免除されていたシード勢では、第7シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)X・マリス(ベルギー)に1-6, 4-6で、第8シードのR・ガスケ(フランス)D・ツルスノフ(ロシア)に3-6, 7-6(7-2), 6-7(5-7)で敗れ、初戦で姿を消した。また、第23シードのI・リュビチッチ(クロアチア)もベテランのF・サントロ(フランス)に敗れている。

その他の試合では、第9シードのJ・ブレーク(アメリカ)、第10シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)、昨年準優勝で第15シードのG・カニャス、第16シードのP・H・マチュー(フランス)、第17シードのF・ゴンサレス(チリ)、第20シードのC・モーヤ(スペイン)、第22シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)が3回戦進出を決めた。

(2008年3月29日17時47分)
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