ソニー・エリクソン・オープン（マスターズ・シリーズ、賞金総額３７７万ドル）は３０日、男子シングルス３回戦が行われ、第２シードのＲ・ナダル（スペイン）がＮ・キーファー（ドイツ）に6-2, 6-4で勝ち、２試合連続のストレート勝ちで４回戦進出を決めた。
１回戦が免除されていたナダルは、２回戦では凡ミス僅か４本で予選勝ちあがりのＢ・ベッカー（ドイツ）を下し、この日は元世界４位のキーファーに１時間５０分で勝利した。ナダルはこの２試合でブレークポイントを１度も握らせておらず、安定したサービスゲームを展開している。
２００５年７月から世界ランク２位の座に就いているナダルは、昨年７月のシュトゥットガルト以来のツアー優勝を狙っており、４回戦では過去８勝０敗と全勝している第１６シードのＰ・Ｈ・マチュー（フランス）と対戦する。マチューは第２０シードのＣ・モーヤ（スペイン）に7-6 (7-1), 7-5で勝っている。
第９シードのＪ・ブレーク（アメリカ）は、ベテランのＦ・サントロ（フランス）に6-3, 6-7 (4-7), 6-4で競り勝った。今年１月にシドニーで敗れた借りを返したブレークは、「ファブリスと対戦するのに、ちゃんと準備する選手はいないんじゃないかな。彼のプレーは独特なんだ。テニスを愛しているのが分かるし、彼は戦い続けている。試合を観るのは楽しいよ、対戦するのは楽しくないけどね。」と話した。４回戦では、Ｘ・マリス（ベルギー）に6-3, 7-6 (7-4)で勝った第２７シードのＲ・シュティエパネック（チェコ共和国）と対戦する。
その他の上位シード勢では、第１０シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）が第２２シードのＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）に6-1, 6-3で快勝したほか、昨年準優勝で第１５シードのＧ・カニャス（アルゼンチン）が第１７シードのＦ・ゴンサレス（チリ）に7-6 (8-6), 7-5で勝利している。
また、男子ロシア勢も好調で、Ｄ・ツルスノフ（ロシア）が第３２シードのＦ・ロペス（スペイン）に4-6, 6-3, 6-4で、第３１シードのＩ・アンドレエフ（ロシア）がＫ・アンダーセン（南アフリカ）に6-4, 6-7 (4-7), 6-4で勝ち、ベスト１６進出を決めた。
（2008年3月31日13時15分）
