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男子テニス国別対抗戦のデビスカップは13日、ワールドグループの準々決勝、最終日のシングルスが行われ、前日にベスト4入りを決めたスペインに続き、昨年覇者のアメリカ、一昨年覇者のロシア、アルゼンチンが準決勝進出を果たした。
アメリカは2勝0敗で迎えた2日目の試合で、B・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)兄弟がM・ロドラ(フランス)/A・クレマン(フランス)組に敗れ、勝敗の行方が3日目にもつれ込んでいた。
2連覇に向けてあと1勝がほしいアメリカは、3日目の第1試合にA・ロディック(アメリカ)を送り出し、ロディックが見事その期待に応えて、6-2, 6-3, 6-2でP・H・マチュー(フランス)を下し、準決勝への切符を手にした。続く第2試合では、J・ブレーク(アメリカ)がR・ガスケ(フランス)に6-7 (4-7), 6-4, 6-4で勝利した。
ロディックはサーブが絶好調で、自らのサービスゲームでは88パーセントのポイントをものにし、相手サービスゲームでは5本のブレークを奪った。これでロディックは、勝敗がかかった試合では10勝0敗と、デ杯代表としての勝負強さを改めて示した。対戦したマチューも、「今日のアンディはとても強かった。良い試合をしていたよ。」とコメント。
これでアメリカは9月の準決勝で、強豪スペインとアウェイで対戦することになった。「タフな対戦になるだろうね。ひとつ確かなことは、(アウェイは)僕らにとって有利にはならないということ。僕らは本命ではないかもしれないけど、会場に行って、トライするだけ。」とロディックは話した。
そのスペインは、2日目のダブルスで勝った時点で、通産3勝0敗とドイツを下しており、3日目は消化試合となっていた。第1試合ではF・ベルダスコ(スペイン)がM・ベレー(ドイツ)に2-6, 7-6 (7-5), 6-4で逆転勝ちしたが、最終試合ではN・キーファー(ドイツ)がF・ロペス(スペイン)に6-4, 7-6 (7-2)で勝って、一矢報いることに成功した。
その他の対戦では、一昨年の覇者で、昨年はアメリカに敗れて準優勝だったロシアが、チェコに3勝2敗で勝利した。この日の第1試合では、N・ダビデンコ(ロシア)がT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦、6-3, 2-6, 6-7 (5-7), 6-3, 1-2と最終セットまでもつれ込んだところが、ベルディフが最終セットの第3ゲームを足首を捻挫して途中棄権したため、ロシアの勝利が決まった。最終試合では、L・ドロウィー(チェコ共和国)がM・サフィン(ロシア)を6-3, 6-3で破っている。
ロシアと準決勝で顔を合わせるアルゼンチンは、通算4勝1敗でスウェーデンを退けた。2勝1敗で迎えた3日目、D・ナルバンディアン(アルゼンチン)がR・ソデルリング(スウェーデン)を6-4, 1-6, 4-6, 6-4, 9-7で退けると、その勢いでJ・モナコ(アルゼンチン)がT・ヨハンソン(スウェーデン)を6-3, 6-3で破って、地元アルゼンチンの観客を喜ばせた。
ワールドグループの準決勝は、9月19日〜21日に行われる予定となっている。
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