バレンシア・オープン（スペイン、賞金総額５８万６千ドル、クレー）は、大会２日目の火曜日は初日に続き、シングルス１回戦が行われ、今大会２連覇中の第５シード、Ａ・アルマグロが同胞のＭ・Ａ・ロペス＝ファエンを7-5, 6-3のストレートで退け、３連覇へ向けて好発進を遂げた。
２００６年にＡＴＰ大会初優勝を今大会で果たした２２歳のアルマグロは、今季すでに、メキシコとブラジルのクレー大会で優勝を飾っており、この勝利で今季のクレーコートでの成績を１５勝１敗とし、クレー巧者ぶりを発揮している。２回戦では、ランキング１２４位のＥ・シュワンク（アルゼンチン）と対戦する。シュワンクはこの日、Ｃ・ロクス（ベルギー）との１回戦途中で、6-2, 2-0とリードしたところで、ロクスが首を痛め棄権を申し入れて２回戦へ進んだ。
トップ・シードで２６歳のＤ・フェレール（スペイン）も、Ｉ・ナバロを6-3, 6-4で下して初戦を突破した。現在、ランキング５位のフェレーロだが、今シーズンはこれまで６大会に出場しているがベスト８が最高成績で、通算成績も１２勝６敗と精彩を欠いている。
第３シードのＴ・ロブレド（スペイン）も、Ａ・モンタネス（スペイン）を6-3, 7-5で、第８シードのＰ・スタラーチェ（イタリア）も、Ｓ・ボレッリ（イタリア）を6-3, 6-1で倒し勝利を物にしたが、第４シードで元ランキング１位のＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）は、主催者推薦で出場のＭ・サフィン（ロシア）に3-6, 7-5, 4-6で敗れ、早くも大会を去ることとなった。第６シードのＩ・アンドレエフ（ロシア）も、Ｅ・コロレフ（ロシア）に4-6, 6-4, 6-7(4-7)で敗れ、シード・ダウンに見舞われた。
その他の試合は、予選を勝ち上がったＰ・アンドゥイアーがＫ・フリーゲン（ベルギー）を6-4, 6-1で、Ｄ・ヒメノ=トラバー（スペイン）がＳ・スタコフスキ（ウクライナ）を6-4, 6-4で、Ｓ・ベントゥーラ（スペイン）がＤ・マレーロを7-6 (7-3), 7-6 (8-6)で下し、２回戦進出を決めた。
今大会の優勝賞金は９万４千ドル。
（2008年4月16日11時03分）
