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エストリル・オープン男子部門（ポルトガル、賞金総額５８万５千ドル、クレー）は日曜日に決勝を行い、第１シードのＲ・フェデラー（スイス）と第２シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）のと対戦は、第２セット1-2の場面でダビデンコが棄権を申し入れたため、フェデラーが勝利し今季初タイトルを手に入れた。

第１セットは、２本のセットポイントをしのいだフェデラーが7-6(7-5)で奪った。そして第２セットに入ると、今度は早々にブレークに成功したダビデンコが、2-1とリードした。

しかし、足を痛めていたダビデンコは、その時点で棄権を申し入れ、フェデラーの優勝が決まった。フェデラーは今季初優勝で、ツアー通算５４勝目をマークした。

ダビデンコは「左側に走ったときに、痛みを感じた。第１セットの終盤に、左足の筋肉が伸びている気がしていたんだ。タイブレークの後にトレーナーを呼んで、簡単なマッサージを受けた。でもすぐに、試合を続けることはできないと分かったのさ。」と肩を落とした。ダビデンコは、２００３年の今大会で優勝していた。

フェデラーは「優勝できてよかったよ。彼（ダビデンコ）にとってはアンラッキーだったけどね。試合を最後までやりたかった。これまでツアーで７０回から８０回、決勝戦を闘ってきたけど、相手が棄権したのは初めてだよ。」と話した。

フェデラーはこの後、モナコに移動し、モンテカルロ・マスターズに出場する。フェデラーは昨年、このマスターズ大会で準優勝しており、今年は今大会での勢いを持続して連続優勝できるか、注目が集まる。