ＷＴＡティア３大会のイスタンブール・カップ（イスタンブール、賞金総額２０万ドル、クレー）は１９日に、シングルス１回戦で、森上亜希子（日本）と中村藍子（日本）の日本人対決が行われたが、3-6, 7-6 (10-8), 4-1となったところで森上が棄権したため、中村が２回戦に進出した。
４月に行われたマイアミ大会以来の試合に臨んでいた森上だったが、第１セットこそ奪ったものの、第２セットを接戦の末に落とすと、ファイナル・セットで力尽きた。過去３回あった両者の対戦は、森上の３戦全勝となっており、中村はうれしい初勝利を挙げた。
この日の初戦にはシード勢も登場し、第４シードのＯ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）はⅠ・セノルーを6-3, 6-2で、第７シードのＪ・クレイバス（アメリカ）はＴ・オブジラー（イスラエル）を6-2, 3-6, 6-4で下しそれぞれ２回戦に進出したが、第５シードのＳ・アービッドソン（スウェーデン）はＡ・クレパック（スロベニア）に3-6, 6-7 (2-7)で敗れた。
また、今大会唯一のトップ１０プレイヤーで第１シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）と、第２シードのＡ・ラドワンスカ（ポーランド）は１回戦が免除されているため、２回戦からの登場となる。
その他の試合の結果は以下の通り。
Ｖ・キング（アメリカ） ○-× Ａ・クドリャフツェワ（ロシア）, 6-1, 6-7 (1-7), 6-3
Ｍ・ドマホウスカ（ポーランド） ○-× Ｍ・イラコビッチ（ニュージーランド）, 7-6 (7-2), 6-3
Ｎ・ヴィエリン（イタリア） ○-× Ａ・ロディオノワ（ロシア）, 3-6, 6-3, 6-1
Ｓ・デュボワ（カナダ） ○-× Ｊ・ディティ（アメリカ）, 6-2, 6-3
今大会の優勝賞金は３万５００ドル。
（2008年5月20日11時17分）
