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全仏オープン（フランス・パリ、賞金総額15,575,960ユーロ）は２５日、当地のローランギャロスでシングルス１回戦を行い、男子第３シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）が登場したが、Ｄ・グレメルマイヤー（ドイツ）に4-6, 6-3, 7-5, 6-2で逆転勝ちという苦しい滑り出しとなった。

「今日のパフォーマンスには満足していない。受身のプレーになってしまったし、彼はチャンスを活かして第１セットをものにした。大きな大会の初戦はいつも厄介なんだ。期待とプレッシャーがあって、簡単にはいかない。僕自身もトップレベルではなかったし、試合序盤では驚かされたよ。」とジョコビッチは振り返った。

全仏オープン初出場のグレメルマイヤーは、今年はエストリルとバルセロナのクレーコート大会でベスト４に入るなど好調で、この日の試合ではジョコビッチ相手の４ゲームを先取し、第３セットでも５−１とリードするなど健闘した。

１月の全豪オープンで四大大会初優勝を飾った２１歳のジョコビッチは、過去２年の全仏ではＲ・ナダル（スペイン）に敗れているが、今年も順当に勝ち上がれば準決勝で顔を合わせる。