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男子テニスツアーのノッティンガム・オープン（イギリス/ノッティンガム、賞金総額５６万８千ドル、芝）は１８日、シングルス２回戦を行ったが、第１シードのＲ・シュティエパネック（チェコ共和国）はわき腹の痛みを訴え、Ｖ・スペーディア（アメリカ）との試合を行うことなく棄権を申し入れた。スペーディアは労することなくベスト８進出を決めた。

ウィンブルドン前哨戦の今大会に、初出場でトップシードとなったシュティエパネックだったが、上位進出することなく大会を後にする結果となってしまった。来週から始まるウィンブルドンへは、数日の休養を取って、万全の体勢で臨む意向。３３歳のスペーディアは、今季これが３度目の８強入りだが、シーズン初の４強入りを掛けて第８シードのＧ・モンフィス（フランス）と準々決勝を行う。モンフィスはＪ・ベネトー（フランス）を3-6, 6-4, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。

その他のシード勢は順当に勝ち進んだ。第３シードのＦ・ベルダスコ（スペイン）はＢ・レイノルズ（アメリカ）を6-2, 6-3で、昨年度覇者で第４シードのＩ・カルロビッチ（クロアチア）もＳ・クエリー（アメリカ）を7-6 (7-3), 7-6 (16-14)の接戦の末下し、準々決勝へ駒を進めた。ベルダスコは予選勝者のＳ・グロス（オーストラリア）を6-7 (1-7), 6-4, 6-4で下した第５シードのＧ・シモン（フランス）と、カルロビッチは、Ｅ・シュワンク（アルゼンチン）を6-1, 4-6, 7-6(9-7)で下した第７シードのＡ・セッピ（イタリア）とベスト４入りをかけて戦う。セッピは、相手のマッチ・ポイントを１本防いでからの逆転勝利だった。

もう１つ行われた試合では、Ｍ・チリッチ（クロアチア）が予選勝者のＡ・ボグダノビッチ（英国）を6-4, 6-4のストレートで破り、ベスト８進出を決め、今季開幕戦のチェンナイ以来となる、準決勝進出を狙う。チリッチは、第６シードのＤ・ツルスノフ（ロシア）と、火曜日に錦織圭（日本）の棄権により勝ち上がったＴ・ヨハンソン（スウェーデン）の勝者と準々決勝を行う。

今大会の優勝賞金は９万１０００ドル。