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全豪オープン2009特集

ネスター/ジモンイッチ組が男子複制す◇ウィンブルドン

ウィンブルドン大会第12日目の5日、男子ダブルス決勝が行われ、第2シードのD・ネスター(カナダ)/N・ジモンイッチ(セルビア)組が、第8シードのJ・ビョークマン(スウェーデン)/K・ウリエット(ジンバブエ)組を7-6 (14-12), 6-7 (3-7), 6-3, 6-3で下し、ウィンブルドン初制覇を成し遂げた。

35歳のネスターはこれで、グランドスラム4大会全てでの優勝を達成、また2000年のシドニーオリンピックのダブルスで金メダルも獲得しており、生涯ゴールデンスラムも同時に達成した。ネスター以外の男子プレイヤーで生涯ゴールデンスラムを達成しているのは、シングルスではA・アガシ(アメリカ)、ダブルスではT・ウッドブリッジ(オーストラリア)M・ウッドフォード(オーストラリア)の合計3人のみ。

ネスターはM・ノウルズ(バハマ)とのペアで、2002年の全豪オープン、2004年の全米オープン、そして昨年の全仏オープンに優勝していた。

この日の試合は、第1セットと第2セット共にサービスキープが続き、いずれもタイブレークにもつれ込む接戦が展開され、セットカウント1オールで第3セットに突入する。

試合が動いたのは第3セットの第4ゲーム。ビョークマンのサービスゲームを、ネスター/ジモンイッチ組がブレークすることに成功し先行すると、そのリードを守りきり、第3セットを勝ち取った。

第4セットに入ると、ジモンイッチの強烈なリターンで、ウリエットのサービスゲームを2度ブレークし、勝負あり。マッチポイントでは、ジモンイッチのバックハンドのクロスへのリターンエースが炸裂した。

結局、ネスター/ジモンイッチ組は19本のサービスエースを叩き込み、凡ミスはわずか5本しか犯さない堅実な内容で、勝利を収めた。

(2008年7月6日11時25分)
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