女子テニスツアーのロジャーズ・カップ（カナダ/トロント、賞金総額１３４万ドル、ハード）は２８日に開幕し、シングルス１回戦に中村藍子（日本）が登場したが、１８歳のＰ・クヴィトバ（チェコ共和国）に2-6, 4-6で敗れ、４大会連続での初戦敗退となった。
左利きの長身から繰り出される、強力なサーブに終始苦しめられた中村は、グヴィトバに６本のサービスエースを決められ、１２本中５本のブレークチャンスをものにされるなど、終始圧倒された。勝利したクヴィトバは、２回戦で第１シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）と対戦する。
この日は３人のシード勢がそれぞれ初戦に臨み、第１０シードのＭ・バルトリ（フランス）が、予選勝者のＭ・サウス（英国）を6-3, 6-7 (5-7), 6-0とフルセットで下した他、第９シードのＰ・シュニーダー（スイス）は、7-6 (8-6), 3-2とリードしたところで、対戦相手のＭ・ユアン（中国）が途中棄権をし、２回戦に進出した。一方、第１４シードのＦ・スキアボーネ（イタリア）は、Ｔ・パスゼック（オーストリア）に6-7 (4-7), 6-1, 1-6で敗れ、初戦で姿を消した。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｍ・ニクルスク（ルーマニア） ○-× Ｖ・レプシェンコ（ウズベキスタン）, 6-1, 6-2
Ｍ・Ｌ・ダ・ブリート ○-× Ｖ・キング（アメリカ）, 2-6, 6-3, 6-3
Ｄ・チブルコワ（スロバキア） ○-× Ｅ・ヴェスニナ（ロシア）, 6-1, 6-1
Ｖ・ラッツァーノ（フランス） ○-× Ａ・レザイ（フランス）, 6-1, 6-2
Ａ・ロディオノワ（ロシア） ○-× Ｃ・ブラック（ジンバブエ）, 6-2, 6-2
Ａ・クドリャフツェワ（ロシア） ○-× Ｃ・シェーパース, 6-3, 7-6 (7-1)
Ｔ・タナスガーン（タイ） ○-× Ｏ・サンチェス（フランス）, 6-3, 6-1
Ｓ・ペア（イスラエル） ○-× Ｓ・リシキ（ドイツ）, 6-3, 6-4
Ｓ・デュボワ（カナダ） ○-× Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）, 6-1, 4-2, retired
今大会の優勝賞金は１９万６９００ドル。
（2008年7月29日15時05分）
