重要なお知らせ |
現在世界ランク2位のJ・ヤンコビッチ(セルビア)が、8月11日に発表される最新ランキングで、念願の同ランク1位の座に就くことが分かった。
女子テニスツアーの統括機関であるWTAによる当初の見解では、23歳のヤンコビッチが世界ランク1位になるためには、今週開催されているロジャーズ・カップでの決勝進出が必要とされており、ヤンコビッチは同大会準々決勝で敗退したため、交代劇はないと考えられていた。
しかし、WTAがランキング・ポイントの再計算を行ったところ、来週発表のランキングで、ヤンコビッチのポイントは3620となり、現1位のA・イバノビッチ(セルビア)をわずかに8ポイント上回ることが判明した。
この知らせを受けてヤンコビッチは、「小さな女の子だった時から、世界1位になることが夢でした。いつか歳を取ったときに、1位だったと言えますし、その事実は誰にも覆せません。WTAツアーのヒストリーブックに(世界1位として)載ることは、大変すばらしいことです。」と喜びのコメント。
今季の全仏オープンを制し、6月9日から世界ランク1位であったイバノビッチは、セルビアの女性テニスプレイヤーとして、史上初となる世界女王の座を手にしていた。
史上18人目のWTA世界ランク1位の座に就くヤンコビッチは、歴代の女王の中で唯一のグランドスラム・タイトルを持たない女王となる。また、ヤンコビッチはこれまでに、6度のツアー優勝を果たしているが、グランドスラム大会の決勝には、未だ進出したことすらない。
ヤンコビッチとイバノビッチの他に、WTA世界ランク1位の経験者は以下の通り。
C・エバート(アメリカ)
E・グーラゴン=コーリー(オーストラリア)
M・ナブラチロワ(アメリカ)
T・オースティン(アメリカ)
S・ウィリアムズ(アメリカ)
V・ウィリアムズ(アメリカ)
J・エナン(ベルギー)
K・クレイステルス(ベルギー)
J・カプリアティ(アメリカ)
A・サンチェス=ビカリオ(スペイン)
M・セレス(アメリカ)
A・モレスモ(フランス)
S・グラーフ
M・ヒンギス(スイス)
L・ダベンポート(アメリカ)
M・シャラポワ(ロシア)
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