女子テニスツアーの広州国際女子オープン（広州/中国、賞金総額１７万５０００ドル、ハード）は１７日、シングルス残りの１回戦４試合と２回戦２試合を行い、第１シードのＶ・ズヴォナレーワ（ロシア）がＡ・ロディオノワ（ロシア）を6-1, 6-2とわずか５９分で退け、今シーズンの好調さを見せ付けた。
今シーズンはこれまで４大会で決勝へ進出し、プラハでタイトルを獲得している２４歳のズヴォナレーワは、先月行われた北京オリンピックでは銅メダルを獲得し、先週末のフェドカップ決勝戦でも、ロシアを代表してシングルスで勝利を上げ、２連覇へ大きく貢献するなど、年初の２３位から現在の９位へとランキングを上昇させる勢いを維持している。２回戦では、主催者推薦のズ・ウィファンと対戦する。
その他、第２シードのＰ・シュニーダー（スイス）の欠場枠へラッキー・ルーザーで入ったＣ・ヤン=チュンも初戦に臨んだが、Ｃ・パン（フランス）に2-6, 3-6のストレートで破れ、その幸運を生かすことはできなかった。一方で、第４シードのＳ・ポン（中国）はＭ・サンタンジェロ（イタリア）を6-4, 6-2で下し、残る１回戦でもＴ・パスゼック（オーストリア）が予選を勝ち上がったイ・イェラを6-0, 6-4と危なげなく倒して、順当に２回戦進出を決めた。
この日行われた２回戦では、シード勢が敗退する波乱が起きた。第６シードのＯ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）はＪ・クレイバス（アメリカ）に2-6, 5-7で、第８シードのＭ・コリツェワ（ウクライナ）もＫ・ナップ（イタリア）に4-6, 4-6で敗れ、準々決勝進出を逃した。ベテラン３４歳のクレイバスは、これで今季４度目のベスト８入りで、６年ぶりの自身２度目の優勝へ前進した。ナップは順当に勝ち進むと、準々決勝で第１シードのズヴォナレーワと顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は２万８０００ドル。
（2008年9月18日10時12分）
