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錦織、鈴木が勝利、上位陣に波乱なし◇AIGジャパン・オープン

男子テニスツアーのAIGジャパン・オープン・テニス(東京/日本、賞金総額86万9000ドル、ハード)は1日、シングルス2回戦が行われ、18歳の錦織圭(日本)が、第16シードのG・ガルシア=ロペス(スペイン)を6-4, 6-4のストレートで破り、3回戦へ駒を進めた。

第1セット第1ゲーム、34ポイント22分にも及んだこのゲームのブレークに成功し、リードを奪った錦織は、このリードを守りきり第1セットを先取する。続く第2セットでは、お互いにサービスキープが続いたが、第9ゲームをブレークした錦織が一歩抜け出し、そのまま勝利した。

世界ランク84位の錦織は、3回戦で第4シードのR・ガスケ(フランス)と8強入りを争うこととなった。世界ランク13位のガスケは、M・スラナール(オーストリア)を6-4, 6-2と、危なげなく下し、3回戦に進出している。

また、今年で14度目の今大会出場となる鈴木貴男(日本)は、第15シードのS・ボレッリ(イタリア)を7-6 (7-5), 4-6, 7-6 (7-5)と、接戦の末に下し、3回戦進出を果した。2006年以来のベスト8に進出を目指す鈴木は、第1シードのD・フェレール(スペイン)と対戦する。世界ランク5位のフェレールは、J・レヴィン(アメリカ)を6-4, 4-6, 6-1のフルセットで下し、3回戦進出を決めた。

この日は、1回戦が免除されていたシード勢が、それぞれ初戦となる2回戦に登場した。

第2シードのA・ロディック(アメリカ)は、世界ランク102位のI・ミナール(チェコ共和国)を7-6 (13-11), 6-7 (4-7), 7-6 (7-2)と、2時間43分のマラソンマッチの末に下し、3回戦に進出した。

先週のチャイナ・オープンで自身26個目のタイトルを獲得し、東京に乗り込んできたロディックは、タイブレークで第1セットを先取した後の第2セット、6−5とリードしたところでサービスゲームを迎えたが、これをミナールにブレークされ、試合は第3セットにもつれ込んだ。

第3セットでは、お互いにサービスキープが続き、3度目のタイブレークに突入するも、サーブ力に勝るロディックがミナールを突き放し、3回戦進出を決めた。この試合で、37本のサービスエースを放ったロディックは、ベスト8をかけて第14シードのJ・メルツァー(オーストリア)と対戦する。メルツァーは、S・スタドラー(ドイツ)を6-2, 6-3で退け、3回戦に進出している。

この他の試合の結果は以下の通り。

F・ゴンサレス(チリ) (3) ○-× ルー・イェンスン(台湾), 1-6, 7-5, 6-3
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン) (5) ○-× D・セラ(イスラエル), 7-5, 6-0
T・ロブレド(スペイン) (6) ○-× J・シリアンニ(オーストラリア), 6-2, 6-2
JW・ツォンガ(フランス) (7) ○-× B・レイノルズ(アメリカ), 4-6, 7-6 (7-4), 6-4
M・ヨージニ(ロシア) (8) ○-× F・チポッラ(イタリア), 6-2, 6-2
T・ベルディフ(チェコ共和国) (9) ○-× R・カラヌシッチ(クロアチア), 6-3, 6-4
J・ニエミネン(フィンランド) (11) ○-× C・マミット(フィリピン), 7-6 (9-7), 6-4
R・シュトラー(ドイツ) (12) ○-× Hyung Taik Lee, 6-3, 6-7 (3-7), 6-3
A・ディリック(アメリカ) ○-× S・クエリー(アメリカ) (13), 7-6 (7-5), 6-3
V・トロイキ(セルビア) ○-× W・オディスニク(アメリカ), 6-2, 6-1

今大会の優勝賞金は13万5000ドル。

(2008年10月2日11時19分)
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