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男子テニスツアーのイフ・ストックホルム・オープン(ストックホルム/スウェーデン、賞金総額71万3000ユーロ、ハード)の大会4日目の9日に、主催者推薦で出場の錦織圭(日本)が2回戦を行い、30歳とベテランのD・フルバティ(スロバキア)を6-1, 1-6, 7-5のフルセットで退け、8強入りに成功した。
今季289位でスタートした錦織は、2月にツアー初優勝約を上げ、日本人として16年ぶりの快挙を18歳1ヶ月で達成し、最新ランキングでは自己最高の77位へと上昇している。この日も好調なスタートを切り、第1セットをあっさり奪うも、試合巧者のブルバティに第2セットを奪われ、試合はフルセットへともつれた。両者譲らずサービス・キープで迎えた第11ゲームでブレークに成功した錦織が、そのまま1時間50分の試合に終止符を打った。
「こんなにコンスタントに勝利を上げられるのは初めてで、自分でも驚いている。ここまでトップ10選手との対戦はないものの、この勝ち上がりは自信に繋がる。準決勝へ進出できるように頑張りたい。」と錦織は試合後、堪能な英語でインタビューに答えていた。準々決勝では世界ランク31位のM・アンチッチ(クロアチア)と対戦する。元世界ランク7位のアンチッチは、S・ダルシス(ベルギー)を7-6(7-4), 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
その他、第1シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)が主催者推薦で復活に掛けるJ・ヨハンソン(スウェーデン)を6-3, 6-2とわずか57分のストレートで下し、順当にベスト8進出を決めた。ナルバンディアンは1回戦のB・レイノルズ(アメリカ)戦でも、6-1, 6-1と好調を維持し、自身9度目の優勝へ向けて第7シードのA・モンタネス(スペイン)と準々決勝で顔を合わせる。モンタネスは、予選を勝ち上がったG・バストル(スイス)を1-6, 6-3, 6-2の逆転で破っての勝ちあがり。
第3シードのJ・ニエミネン(フィンランド)もA・クレマン(フランス)を6-4, 6-7 (5-7), 6-2で、第4シードのR・ソデルリング(スウェーデン)もラッキー・ルーザーのJ・モナコ(アルゼンチン)を6-3, 6-3と、いずれも順当に準々決勝進出を決めた。過去2度の準優勝を上げたニエミネンはO・エルナンデス(スペイン)と、2004年のT・ヨハンソン(スウェーデン)以来の地元優勝を狙うソデルリングは、第5シードのR・シュトラー(ドイツ)と準々決勝を戦う。
今大会の優勝賞金は11万5500ユーロ、優勝ポイントは225。
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