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男子テニスツアーのリヨン・グランプリ（リヨン/フランス、賞金総額７１万３０００ユーロ、カーペット）は２０日、シングルス１回戦５試合が行われ、この日シード勢で唯一試合に登場した第５シードのＴ・ロブレド（スペイン）が、Ｍ・ロドラ（フランス）を6-4, 6-3と６３分で下し順当に２回戦へ進んだ。

世界ランク１８位のロブレドは、地元の声援を受けるロドラに臆することなく８本のサービス・エースを決め、第１サーブでは４８本中３７本でポイントを獲得するなど、唯一握られたブレーク・ポイントもセーブし、圧勝でロドラを退けた。２回戦では、Ｊ・ベネトー（フランス）とＡ・クレマン（フランス）の地元勢対決を6-3, 6-2で制したベネトーと対戦する。

この日、嬉しいＡＴＰ大会初勝利を飾った選手がいた。Ｉ・リュビチッチ（クロアチア）を6-7 (2-7), 7-6 (7-5), 6-4と２時間１２分のマラソン・マッチを制したＪ・ウィアンナ（フランス）だ。現在ランキング１８２位で２２歳のウィアンナは、地元からの主催者推薦枠での本戦出場で、２４本ものサービス・エースを叩き出したリュビチッチに喰らいつき勝利、地元の声援に応えた。一方のリュビチッチは、トータル獲得ポイントでは１ポイント上回っており、悔しい敗戦となった。２回戦では第６シードのＩ・カルロビッチ（クロアチア）とＮ・ラペンティ（エクアドル）の勝者と対戦する。

その他の試合では、Ｓ・ダルシス（ベルギー）が主催者推薦のＲ・シュティエパネック（チェコ共和国）を6-4, 3-6, 6-3のフルセットで、Ｊ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）がＳ・クエリー（アメリカ）を6-3, 7-5のストレートで破り、２回戦進出を決めた。ダルシスは第２シードのＲ・ガスケ（フランス）と予選を勝ち上がったＳ・ギラルドの１回戦の勝者と、フェレーロは第８シードのＰ・Ｈ・マチュー（フランス）とＧ・カニャス（アルゼンチン）の勝者と２回戦を行う。

今大会の優勝賞金は１１万５５００ユーロ。