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女子テニスツアーのフォルティス選手権（ルクセンブルグ/ルクセンブルグ、賞金総額２２万５０００ドル、ハード）は２３日、シングルス２回戦３試合を行い、北京五輪金メダリストで第１シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）が、Ｇ・ドゥルコ（アルゼンチン）を6-2, 6-2のストレートで下すなどし、シード勢が順当に８強入りを決めた。

２７歳のデメンティエワは、今大会の１回戦の勝利が今季５０勝目で、自身初のシーズン５０勝を達成しており、年末ランキングでのトップ５入りも目前に迫っている。全豪オープン後は、ウィンブルドンとＵＳオープンでのベスト４を含め、最近の１６大会で今回が１５回目のベスト８入りと、安定したプレーを続けている。準々決勝では、第５シードのＡ・モレスモ（フランス）と対戦する。

モレスモは、Ａ・グローネフェルド（ドイツ）を6-3, 6-1と１時間弱で退け、元世界ランク１位の実力を見せ付けた。２９歳のモレスモは、デメンティエワとの対戦成績は８勝５敗とリードしており、今季３度目のベスト４入りを狙う。

第７シードのＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）は、Ｃ・カスターノ（コロンビア）に対し6-2, 4-6, 7-5と接戦にもつれたが、先週のチューリッヒ大会でのベスト４入りの勢いで振り切り、２時間１８分のマラソン・マッチに終止符を打った。今週発表のランキングで、自己最高位の２２位へと浮上した２６歳のメディーナ=ガリゲスは、２週連続のベスト４入りを懸けて、第４シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）と対戦する。

今大会の優勝賞金は３万５０００ドル。