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今季を世界ランク８位で終えたＡ・ロディック（アメリカ）。そのロディックが先月末、新コーチと契約を結んだ。

契約を結んだのはラリー・ステファンキ氏。ステファンキは冬のオフシーズンからロディックとの二人三脚を始め、２００９年のツアーに完全同行する予定だ。

ロディックはアメリカ・テニス界の元スーパースターであるＪ・コナーズ（アメリカ）を２年間、コーチとして迎えていたが、昨シーズンの初めに契約を解消していた。

ステファンキ氏は過去、世界ランキングで３５位まで登りつめた実力者で、これまでＪ・マッケンロー（アメリカ）、Ｍ・リオス（チリ）、Ｙ・カフェルニコフ（ロシア）、Ｔ・ヘンマン（英国）といったトップ選手のコーチを務めてきた。最近では、２００７年の全豪で準優勝したＦ・ゴンサレス（チリ）を指導している。

ロディックはＢ・ギルバートの指導のもと、２００３年の全米オープンで優勝し、その年のランキングを１位で終えている。しかしその後は四大大会での優勝はなく、安定した成績は残しているものの、２００７年の最終ランキングは６位、２００８年は８位と、一時の勢いと比べると、下降気味であるとも言える。

ロディックはこれまで、上述のコナーズに加え、Ｊ・マッケンローの弟であるＰ・マッケンロー（アメリカ）や兄のジョン・ロディックのコーチも受けている。

新コーチを迎えたロディック。２００９年は再び四大大会で優勝し、ランキングも上げることができるか。ベテランになりつつある元王者の活躍に注目が集まる。