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今年の男子国別対抗戦デビスカップ決勝で、世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)を欠き敵地と言う悪条件の中、アルゼンチンを下し見事優勝を果たしたスペインは、来季は2002年の全仏オープン・チャンピオンのA・コスタ(スペイン)が監督として指揮を取ることを発表した。
アルゼンチンはマール=デル=プラタで行われた決勝戦を見事3勝1敗で勝利を上げ3度目の優勝をスペインにもたらしたE・サンチャスは、その栄冠を獲得した直後に監督の座を退く決断を下していた。
33歳のコスタは、2002年の全仏オープンで優勝を果たすなど、12個のシングルス優勝を誇り、2000年にスペインがデビスカップで初優勝を上げた時のメンバーでもある。現在は、今年の決勝戦でシングルスとダブルスで勝利を上げ、スペインの優勝に大きく貢献したF・ロペス(スペイン)のコーチをしている。
コスタは「現役時代は、ローラン・ギャロスでの優勝などたくさんの事を成し遂げることができた。そして今は、こうしてスペイン・チームのキャプテンとして次の目標を達成しなければならない。」と、責任の重さを感じているようだった。
来年3月6日から8日に地元で行われるワールド・グループ1回戦の対セルビア戦が監督としてのデビュー戦となる。「来年に向けてとても意欲的で、また優勝カップを掲げられるように、努力を続けたい。」と、意気込みを語っていた。
加えて「彼(サンチェス)は素晴らしい功績を残した。その後を引き継ぐのはかなりの重荷であるのも事実。彼以上のことを成し遂げることは、ほとんど不可能だからね。」と、本音も覗かせていた。
現役時代は自身もデビスカップには13回の出場経験があり、11勝8敗の成績を残している。監督としては1年契約を結んでいるが、来年からは指揮官としての実力が問われる。
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