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男子テニスツアーのPBZザグレブ・インドア(クロアチア/ザグレブ、賞金総額45万ユーロ、ハード)は土曜日に準決勝を行い、第7シードのM・アンチッチ(クロアチア)がJ・ヘルニチ(チェコ共和国)を6-7(7-4), 6-3, 7-6(11-9)で振り切り、見事、決勝進出を決めた。試合時間は3時間強に及んだ。
試合後、観客からの拍手を受けながらアンチッチは「決勝に進めるなんて最高だね。」と話した。
ヘルニチは第3セット、5-3とリードした第9ゲームで自分のサービスゲームを落としてしまい、試合はタイブレークへ。
タイブレークではヘルニチが6-4と7-6の場面でマッチポイントを奪う。しかし粘るアンチッチはそれを乗り越えて逆に10-9とリード、ようやく11ポイント目を奪うと、激戦に終止符を打った。
アンチッチはサービスが好調で12本のエースを記録、8本のブレークポイントをしのいだ。
決勝でアンチッチを待ち受けるのは第2シードのM・チリッチ(クロアチア)。チリッチは準決勝でV・トロイキ(セルビア)を6-2, 7-5で下した。試合時間は1時間半弱だった。
チリッチは7本あったブレークポイント全てをものにし、第2シードの実力を見せつけた。
一方のトロイキは、痛めた背中の治療で試合中に2度のタイムアウトを取っていた。
試合後、チリッチは「第1セットの第5ゲームをブレークできた時点で全てがうまく行き始めた。」と試合を振り返った。
今回、アンチッチとチリッチの対戦は初めてで、今大会でのクロアチア勢同士の決勝も初めてのこと。チリッチは過去2度、アンチッチは過去3度、ツアーで優勝しており、実力が均衡している。同胞同士の決勝戦は接戦が期待される。
今大会の優勝賞金は7万3000ユーロ、優勝ポイントは250。
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