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テニスの四大大会の一つである、ウィンブルドンの会場であるオール・イングランド・クラブは火曜日、今年の５月に完成予定の新しいセンターコートで、Ａ・アガシ（アメリカ）とＳ・グラフ（ドイツ）が、Ｔ・ヘンマン（英国）とＫ・クレイステルス（ベルギー）とのエキシビジョン・マッチに参加することを発表した。

５月１２日に予定されている、センターコートのこけら落としは、格納式の屋根と空調管理システムのテストとなるほか、シングルスとミックスダブルスの試合が行なわれる。

オール・イングランド・クラブの最高責任者であるイアン・リッチー氏は「新しい格納式の屋根と空調管理システムは、これからのウィンブルドンの運営における重要なパートになるだろう。そして、それは今日の観客が期待するプレーを保証するものである。」とコメントした。

アガシとグラフの２人は２００１年に結婚しており、お互いに世界ランク１位の座を現役時代に手にしている。妻のグラフは、ウィンブルドンでの７回を含む、グランドスラム通算２２勝を果たしており、一方のアガシはグランドスラムで通算８勝を上げている。

招待された選手に対して、リッチー氏は「アガシ、グラフ、クレイステルス、ヘンマンのような選手が選ばれたことで、このテストイベントは盛大なものになることが約束された」と評した。

元世界女王のクレイステルスは、２００５年のＵＳオープンで唯一のグランドスラム・タイトルを獲得している。一方のヘンマンは、グランドスラムでの優勝こそないものの、地元の英国では最も人気の高いテニス選手の１人として知られている。

新たに取り付けられる格納式の屋根は、しばしば雨に悩まされるウィンブルドンにあって、その試合進行への貢献が期待されている。昨年の男子シングルス決勝は、雨のために２度の中断を余儀なくされていた。

今年のウィンブルドン本大会は、６月２２日から７月５日の日程で行なわれる。