女子テニスツアーのＢＮＰパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額４５０万ドル、ハード）は１１日に開幕、シングルス１回戦が行なわれ、今季の全豪オープンでベスト８に進出したＪ・ドキッチ（オーストラリア）が登場したが、地元勢のＪ・クレイバス（アメリカ）に4-6, 2-6で敗れ、初戦で姿を消した。
今大会には主催者推薦で出場している元世界ランク４位のドキッチは、この試合で３本のサービスエースを決めたが、８本ものダブルフォルトを犯すと、３４歳のベテラン、クレイバスに４度のブレークを許し、わずか５７分で大会を後にすることとなった。
この他の試合では、元世界ランク７位で１９歳のＮ・バイディソバ（チェコ共和国）がＭ・クライチェック（オランダ）に6-3, 6-4でストレート勝ちを収めたほか、ドバイの大会に出場時に入国許可を得られないことで話題となったＳ・ペア（イスラエル）が、Ｋ・ボンダレンコ（ウクライナ）に6-2, 6-1で勝利、２回戦に駒を進めている。
今大会の上位３２シード選手は１回戦が免除されており、２回戦からの登場となっている。第１シードにＤ・サフィーナ（ロシア）、第２シードにＪ・ヤンコビッチ（セルビア）が選出されており、日本の杉山愛（日本）は第２０シードとなっている。
また、ＷＴＡプレミア大会に指定されていす今大会は、怪我などの理由がない限り、全ての選手に出場を義務としているが、世界ランク１位のＳ・ウィリアムズ（アメリカ）と同５位のＶ・ウィリアムズ（アメリカ）は、２００１年以来、今大会には出場していない。
この他の試合の結果は以下の通り。
【シングルス１回戦】
Ｔ・ピロンコバ（ブルガリア） ○-× Ｍ・イラコビッチ（ニュージーランド）, 6-4, 6-1
Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ） ○-× Ａ・ケタボング（英国）, 2-6, 6-3, 6-1
Ｅ・マカロバ（ロシア） ○-× Ｎ・デシー（フランス）, 3-6, 6-1, 6-3
Ｅ・ヴェスニナ（ロシア） ○-× Ｓ・リシキ（ドイツ）, 7-6 (7-4), 7-5
Ｙ・シュウェドワ（カザフスタン） ○-× Ａ・クドリャフツェワ（ロシア）, 6-4, 6-2
Ｙ・チャン（台湾） ○-× Ｖ・ルアノ=パスクアル（スペイン）, 6-4, 6-1
Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国） ○-× Ｐ・パルメンティエ（フランス）, 6-3, 6-2
Ａ・グローネフェルド（ドイツ） ○-× Ｍ・ニクルスク（ルーマニア）, 6-3, 6-0
Ｎ・リー（中国） ○-× Ｔ・タナスガーン（タイ）, 6-4, 6-4
Ｔ・バシンスキー（スイス） ○-× Ｓ・アービッドソン（スウェーデン）, 6-2, 6-3
Ｖ・ラッツァーノ（フランス） ○-× Ｅ・ロディナ（ロシア）, 6-3, 6-4
Ａ・グラッチ（アメリカ） ○-× Ｓ・デュボワ（カナダ）, 6-3, 6-2
Ｕ・ラドワンスカ（ポーランド） ○-× Ｍ・Ｌ・デ・ブリート, 4-6, 6-2, 6-4
今大会の優勝賞金は７０万ドル。
（2009年3月12日13時05分）
