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男子テニスツアーのハッサン２世グランプリ（モロッコ/カサブランカ、賞金総額４５万ユーロ、クレー）は７日、シングルス１回戦が行われ、第１シードのＩ・アンドレエフ（ロシア）は、主催者推薦で出場のＲ・チャキを3-6, 6-3, 7-5の逆転で下し、辛くも初戦を突破した。

世界ランク２２位のアンドレエフは、同４８２位のチャキに第１セットを奪われるも、第２セットを取り返し試合を振り出しに戻すと、第３セット第１１ゲームのブレークに成功し、２時間１分で番狂わせを逃れた。

一方、第２シードのＲ・シュトラー（ドイツ）は、予選勝者のＲ・ラミレス=イダルゴ（スペイン）を迎え撃ったが、4-6, 6-7 (5-7)で敗れ、早くも大会から姿を消すこととなった。

この他のシード勢では、第３シードのＡ・モンタネス（スペイン）がＲ・Ｅ・アムラニを6-2, 7-5で、第６シードのＭ・ジケル（フランス）がＫ・フリーゲン（ベルギー）を7-5, 6-3と、それぞれストレート勝ちで２回戦に進出している。

また、元世界王者のＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）は、第７シードのＣ・ロクス（ベルギー）に6-2, 6-3で快勝し、初戦突破を決めている。２００３年の全仏オープン覇者であるフェレーロは、その年の９月に世界ランク１位の座を手に入れるなど絶頂期を迎えたが、それ以降は怪我などが原因で低迷しており、現在の世界ランクは１１５位まで落ち込んでいる。

今大会の優勝賞金は７万１７００ユーロ。