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男子テニスツアーの米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、賞金総額50万ドル、クレー)は9日、シングルス2回戦残り4試合を行われ、第6シードで昨年の覇者M・グラノジェルス(スペイン)がT・ハース(ドイツ)に6-4, 2-6, 3-6の逆転で敗れ、これでシード選手全てが2回戦までに姿を消した。
元世界ランク2位で2004年の今大会覇者のハースは、現在は同86位までランキングを下げているが、この日は第1セットこそ80%の確率で第1サーブを決めていたグラノジェルスにリードされるも、第2セットでハースは第1サーブで90%、第2サーブでも78%と高い確率でポイントを重ね試合を振り出しに戻した。第3セットはサーブのリズムを崩したグラノジェルスから5−3とリードしたハースが、2本目のマッチポイントで試合を手中に収めた。
「正直、ここでのプレーはそう簡単なものじゃないよ。ボールは硬いし、コートはかなり滑る。しっかりボールを打たないと、どこかへ飛んで行ってしまう。」と、ハースは苦しいコンディションの中での勝利を語った。一方のグラノジェルスは「今日はベストのプレーが出来なかったけど、トミー(ハース)のプレーが良かった。」と、ハースのテニスを賞賛していた。
準々決勝でハースは、B・パウ(ドイツ)と顔を合わせる。パウは予選を勝ち上がったS・ジェンキンス(アメリカ)を6-4, 7-6 (7-2)のストレートで下しての勝ち上がり。パウは開幕戦のチェンナイ以来、今季2度目となるベスト8進出を決めた。パウは1回戦で第2シードのM・フィッシュ(アメリカ)を下していた。
1回戦で第1シードのJ・ブレーク(アメリカ)を下す金星を挙げたG・カニャス(アルゼンチン)は、主催者推薦で出場のT・デント(アメリカ)を6-2, 6-2のストレートで下し、8強入りに成功した。今季これまで6大会連続で初戦敗退していたカニャスだったが、得意のクレーコートで本来のプレーを取り戻している。ベスト4進出を懸けてD・ヒメノ=トラバー(スペイン)を6-3, 7-6 (7-4)で下したE・コロレフ(ロシア)と対戦する。
シード勢8選手が全てベスト8に残れなかったのは、1968のオープン化以来、クレー大会では初めてのこととなった。
今大会の優勝賞金は7万9000ドル。
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