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女子テニスツアーのバルセロナ女子オープン（スペイン/バルセロナ、２２万ドル、クレー）は１９日に決勝を行い、ノーシードから勝ち上がったＲ・ビンチ（イタリア）が昨年覇者で第６シードのＭ・キリレンコ（ロシア）を6-0, 6-4のストレートで下し、見事、優勝を飾った。ビンチは優勝賞金３万７０００ドルを獲得した。

現在、世界６１位のビンチは、７度あったブレーク・チャンスのうち６度をものにし、世界３７位と格上のキリレンコを圧倒した。

キリレンコはサービスゲームでの不調が目立ち、自身のサービスゲームでのポイントのうち半分以上を得点に結びつけることができず、またビンチのサービスゲームのブレークも２度にとどまった。

ビンチは過去、２００７年にコロンビアの大会で優勝しており、今回がツアー２勝目となった。コロンビアの大会決勝では対戦相手のＴ・ガルビン（イタリア）がファイナルセットの途中で胃の不調で棄権しており、最後まで戦い抜いてのツアー優勝は今回が初めてとなった。