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今週末、4月25日と26日に行われる女子国別対抗戦(フェドカップ)のワールドグループ2の入れ替え戦に出場する日本。ワールドグループ2残留を懸けてポーランドと対戦するため、敵地ポーランドはグディニャへ乗り込み、レッドクレーの戦いに挑む。
今回のチーム・ジャパンは、監督に村上武資、エースに杉山愛(日本)、以下森田あゆみ(日本)、藤原里華(日本)、森上亜希子(日本)の布陣で臨む。対するポーランドは、監督にT・ウィクトロウスキ、エースにA・ラドワンスカ(ポーランド)、以下U・ラドワンスカ(ポーランド)、A・ロソルスカ(ポーランド)、K・ヤンス(ポーランド)の布陣。
日本は2月に行われたワールドグループ2の1回戦で、セルビアに1勝4敗で敗れ、今回の入れ替え戦へ回った。この入れ替え戦に敗れると、2003年以来となるアジア・オセアニア・ゾーンへの降格が決まる。一方のポーランドは、初のワールドグループ2入りを懸けての試合で、1998年に1度この入れ替え戦を戦ったことがあるが、その時はオーストリアに敗れている。ポーランドでのフェドカップ開催は、今回が初めてとなる。
日本は世界ランク35位の杉山と、同84位の森田が中心となり、同166位でダブルス巧者の藤原と、この試合が膝の怪我からの復帰戦となる森上がサポートする形。ポーランドはラドワンスカ姉妹が中心で、姉のアグニエシュカが同12位で、妹のウルシュラが同82位。ロソルスカとヤンスはダブルス要員で、ロソルスカがダブルス・ランキングで45位、ヤンスは51位にいる。
ポーランド戦に向けて村上監督は「これが現時点でのベストメンバー」と語る。森上については「手術のあとのリハビリから今日に至るまで、原田夏希コーチとの二人三脚をすべて見てきた。彼女がフェド杯で素晴らしい戦いを見せていること、レッドクレーでツアー優勝の経験があることなど、すべての条件を考えて決めた。まったく心配していない。チーム一丸となって戦えばチャンスがある。手強い相手だが、だからこそやりがいがある。」と、意気込みを語っていた。
その他行われるワールドグループ2の入れ替え戦は、ポーランドと同じく初のワールドグループ2入りを懸けるエストニアがイスラエルを招いて試合を行う。2004年以来2度目の入れ替え戦進出を果たしたエストニアは、2007年からフェドカップではほぼ負けなしで、ヨーロッパ・アフリカ・ゾーンから勝ち上がってきた。一方のイスラエルは2008年に初のワールドグループ入りを果たすも1度も勝利を挙げられず、ワールドグループ2の1回戦でもウクライナに敗れて入れ替え戦へ回ってしまった。
オーストラリアはスイスを招いて入れ替え戦に臨む。両国は2006年にもこの入れ替え戦で対戦しており、その時はオーストラリアが勝利してワールドグループ2残留を決めている。スイスはエースのP・シュニーダー(スイス)を欠く苦しい布陣に対し、オーストラリアは怪我から復帰したS・ストザー(オーストラリア)や全豪オープンで復活を遂げたJ・ドキッチ(オーストラリア)と強力な布陣で、前回の対戦に引き続き勝利が有力視されている。
残る試合はベルギーとカナダで、ベルギーはハッセルトで行われる。2006年のフェドカップで準優勝を飾ったベルギーは、1996年以降ワールドグループかワールドグループ2の座を維持していたが、カナダに敗れるとヨーロッパ・アフリカ・ゾーンへ久々の降格となる。カナダは2年ぶりのワールドグループ2入りを狙う。
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