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2004年の全仏オープンを制したG・ガウディオ(アルゼンチン)が、今年の同大会への主催者推薦枠での本戦出場を要請することを本人が明かした。今週開催のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルの1回戦を見事勝ち上がり、2007年の全仏オープン以来のATP大会本戦勝利を飾ったガウディオは今季に復活を懸ける。
現在30歳のガウディオは、2005年4月に自己最高位となる世界ランク5位まで上り詰めるも、2006年のシーズンから調子を崩し、2007年には極度のスランプに陥ると、年初の34位から年末には182位へと徐々にツアーから姿を消した。昨年は1月にチャレンジャー2大会に出場するも1勝も挙げられず、その後コートに立つことはなかった。
しかし今季は1月からチャレンジャー大会に出場し、徐々に勝ち星にも恵まれるようになり、今週のバルセロナでは2回戦で第6シードのT・ロブレド(スペイン)に敗れるも、ATP大会本戦での勝利を挙げるまでに至った。
「ローラン・ギャロスでテニスがしたいんだ。だから主催者推薦枠のリクエストを出した。その枠がもらえることを祈るよ。今週の勝利は自分でも信じられない。またあのレベルで勝利を挙げられたなんて、最高な気分さ。」と、1回戦の勝利に自信を取り戻しつつあるガウディオが語る。
現在は世界ランクが966位と、ATPツアーレベルでは予選出場にも厳しい状況にいる彼だが、「今は色んな大会での主催者推薦枠を望んでいる。それがもらえれば、どこへでも行くさ。」と、大会出場に意欲的であることも語った。
また、来月セルビアのベルグラーデで初めて行われるATP大会にも主催者推薦枠の申請を行っていることも明かしたガウディオ。同大会は世界ランク3位のN・ジョコビッチ(セルビア)の長年の願いである祖国セルビアでのATP大会開催の夢が初めて実現する場所。その記念すべき大会や、唯一獲得しているグランドスラム・タイトルの全仏オープンの舞台で、復活の狼煙を上げることができるだろうか。
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