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女子テニスの国別対抗戦であるフェドカップのワールドグループ準決勝、アメリカとチェコの対戦がチェコのホームで行なわれ、アメリカがチェコに通算成績3勝2敗で勝利、2003年以来となる決勝進出を果たした。
初日のシングルスで1勝1敗と星を分け合い迎えた2日目、第1試合のシングルスでL・サファロバ(チェコ共和国)が、B・マテック(アメリカ)に6-3, 6-1で勝利、チェコが決勝進出に王手をかけたが、続いて登場したA・グラッチ(アメリカ)がP・クヴィトバ(チェコ共和国)を6-2, 6-1で下し、2勝2敗のタイとなり、勝敗の行方はダブルスまでもつれ込んだ。
決勝進出がかかったそのダブルスで、L・フーバー(アメリカ)/マテック組がI・ベネソバ(チェコ共和国)/K・ペシュキ(チェコ共和国)組に2-6, 7-6 (7-2), 6-1の逆転で勝利、この瞬間アメリカの決勝進出が決まった。
この日の第1試合では、初日のシングルスで惨敗した世界ランク29位のベネソバに代わり、同47位のサファロバがチェコのエースとして登場、同39位のマテックい対し4度のブレークに成功、ストレート勝ちを収め2勝1敗とし、チームの期待に応えた。
続く第2試合では、この対戦がフェド杯デビュー戦となる、19歳で世界ランク114位のグラッチが、同48位のクヴィトバに対し第1セットだけで2度のブレークに成功しリードを奪うと、第2セットでもその勢いは止まらず、第2、第4ゲームをブレーク、決勝進出に望みをつなげる大きな1勝をアメリカにもたらした。
初日のシングルスでも世界ランク29位のベネソバに勝利していたグラッチは「信じられないわ。全体的に良いプレーをしたけど、どうやったのか覚えていないの。」と語り、今回上げた2勝は彼女のキャリアで最も重要な勝利だと付け加えた。
一方のクヴィトバは「彼女は素晴らしかった。私も抵抗しようとしましたが、彼女は何もさせてはくれませんでした。」と負けを認めるしかなかった。
勝敗がかかる最後のダブルスでは、ベネソバ/ペシュキ組がフーバー/マテック組から第1セットを先取すると、第2セットでもフーバーのサービスゲームを2度ブレーク、ゲームカウント5−2と決勝進出まで後一歩に迫ったが、そこからアメリカ・チームが挽回に成功し、タイブレークの末に第2セットを取り返すと、第3セットで2度のブレークに成功したフーバー/マテック組が、ベネソバ/ペシュキ組を突き放した。
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