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男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズであるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、賞金総額275万ユーロ、クレー)は28日、シングルス2回戦が行なわれ、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が、A・モンタネス(スペイン)に7-6 (7-5), 6-0で勝利、3回戦に進出した。
世界ランク3位の座を守るためには、今大会での優勝が必要となるディフェンディング・チャンピオンのジョコビッチは、第1セットで5−2とリードしたものの、そこからモンタネスの反撃を許し、タイブレークに突入してしまう。そのタイブレークで3本連続でフォアハンドをミスし、2−4とリードされたジョコビッチは、コートにラケットを叩き付けた。
イライラを爆発させた後のジョコビッチは集中力を取り戻し、そこから4ポイントを連取すると、第1セットを先取する。続く第2セットでは、モンタネスのサービスゲームを3度ブレーク、わずか25分でセットを終わらせた。
この日のローマは、断続的な雨に何度も試合の中断と待機を繰り返す1日となり、ジョコビッチの試合が終わった時には、日付がすでに変わっていた。
この日は残りのシングルス1回戦も行われ、第13シードのT・ロブレド(スペイン)と元王者M・サフィン(ロシア)の対戦は、ロブレドが2-6, 7-6 (7-5), 6-2の逆転で勝利、2回戦に進出した。
第1セットを失ったロブレドは、第2セットでもサフィンに4−5とリードを許すが、土壇場でブレークに成功しタイブレークの末にセットオールに持ち込むと、第3セットで2度のブレークに成功し、2時間12分で逆転勝利をもぎ取った。
一方、試合序盤はその強力なグラウンドストロークで試合の主導権を握ったサフィンは36本のウィナーを決めるも、試合が進むにつれミスが増え始め、39本もの凡ミスを犯したのが敗戦につながってしまった。
今季のクレーコートでの勝利数をツアートップの17としたロブレドは、2回戦でP・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。世界ランク39位のコールシュライバーは、同41位のS・ボレッリ(イタリア)に4-6, 6-1, 6-0の逆転で勝利しての2回戦進出を果たした。
雨のために試合開始が大幅に遅れたこの日は、2試合が日没のために中断を余儀なくされた。F・セラ(フランス)が第16シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)に第1セット6-5で、P・H・マチュー(フランス)が第11シードのD・フェレール(スペイン)に6-3, 0-1とリードしているところで中断、翌日以降に持ち越された。
また、第4シードのA・マレー(英国)とJ・モナコ(アルゼンチン)の対戦も、水曜日以降に延期となった。
この他の試合の結果は以下の通り。
【シングルス1回戦】
F・ゴンサレス(チリ) (12) ○-× J・シャーディ(フランス), 6-4, 6-1
A・セッピ(イタリア) ○-× S・クエリー(アメリカ), 3-6, 6-4, 6-3
E・ガルビス(ラトビア) ○-× N・アルマグロ(スペイン), 3-6, 7-6 (7-5), 6-2
J・メルツァー(オーストリア) ○-× J・ベネトー(フランス), 3-6, 6-2, 6-3
F・ロペス(スペイン) ○-× T・ベルッチ(ブラジル), 6-4, 6-2
F・フォニュイーニ(イタリア) ○-× F・ボランドリ(イタリア), 6-7 (3-7), 6-1, 7-6 (7-4)
M・ズベレフ(ドイツ) ○-× T・ベルディフ(チェコ共和国), 4-6, 6-2, 7-5
M・ヨージニ(ロシア) ○-× D・ヒメノ=トラバー(スペイン), 7-5, 6-4
J・ティプサレビッチ(セルビア) ○-× J・アカスーソ(アルゼンチン), 6-3, 6-4
M・フィッシュ(アメリカ) ○-× I・アンドレエフ(ロシア), 6-3, 4-6, 7-6 (7-2)
R・ソデルリング(スウェーデン) ○-× M・グラノジェルス(スペイン), 6-3, 6-0
今大会の優勝賞金は50万ユーロ。
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