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5月4〜10日にかけてポルトガル・エストリルで開催されるエストリル・オープン女子(賞金総額22万ドル、レッドクレー)。2004年の決勝でE・ロワ(フランス)に敗れ、昨年の決勝ではM・キリレンコ(ロシア)に敗れたI・ベネソバ(チェコ共和国)だが、今年こそは3度目の正直を狙う。
第1シードに選出されたベネソバは優勝候補の筆頭ではあるが、キリレンコや若手の有望選手も出場を決めており、世界29位の26歳ベネソバも楽勝という訳には行かないようだ。
左利きのベネソバは今年、好調を維持しており、ホバートの大会では決勝に、モントレーとアカプルコの大会では準決勝に、またマイアミでは準々決勝まで進んでいる。先月は過去最高の世界ランク25位をマークし、上昇気流に乗っている。
しかし今大会での悲願の優勝に向けて不安材料はある。ベネソバは腰に爆弾を抱えており、そのためマルベーリャとバルセロナの大会では棄権している。またチェコ代表として出場したフェドカップの準決勝・アメリカ戦では格下のA・グラッチ(アメリカ)に敗れており、不安が残る。
第2シードはキリレンコ。キリレンコは今季初め、シドニー、全豪、そしてドバイの大会で1回戦負けを喫し、調子を落としていた。しかしモントレーの大会で初勝利をあげると、バルセロナの大会では第6シードにもかかわらず決勝に進んだ。現在38位のキリレンコは、ディフェンディング・チャンピオンとして2連覇できるか、注目されている。
第3シードは19歳のS・シルステア(ルーマニア)。2008年には初のトップ40入りを果たしたシルステアだが、2009年は不調が続き、最初の6大会すべてで初戦敗退となった。マルベーリャの大会でようやく準決勝に進んだものの、その後の2大会では再び1回戦負けに終わっている。シルステアの初戦の相手はランキングを122位まであげてきているクルム伊達公子(日本)で、その対戦に日本中の視線が集まる。
同じく19歳のS・リシキ(ドイツ)は第4シード。リシキはチャールストンの大会でツアー初優勝を飾っており絶好調。今大会での活躍も期待される。
その他、同じ19歳で、183cmと大柄なP・クヴィトバ(チェコ共和国)が第5シード。E・マカロバ(ロシア)が第6シードで、S・ペア(イスラエル)が第7シード、A・グローネフェルド(ドイツ)は第8シードに選出された。
キリレンコとシルステアはダブルスを組んでおり、シングルスと合わせてダブルスの結果も楽しみな大会となっている。
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