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元王者のサフィンとヒューイットが出場◇AEGON選手権

今年6月8日から14日に開催されるAEGON選手権(イギリス/ロンドン、賞金総額7万5000ユーロ、芝)に、元世界1位のM・サフィン(ロシア)L・ヒューイット(オーストラリア)が出場を表明した。

すでに出場が決まっている昨年度覇者のR・ナダル(スペイン)A・マレー(英国)A・ロディック(アメリカ)に加え、元王者達もエントリーを表明し、大会を盛り上げる。加えてD・ナルバンディアン(アルゼンチン)M・チリッチ(クロアチア)も出場の意向を表した。ナダルは昨年、全仏オープンを制した直後に同大会で優勝を飾ったテニス史上最初の選手だった。

「ディフェンディング・チャンピオンとして大会にまた参加することは、最高のこと。AEGON選手権とウィンブルドンは歴史の長い大会で、自分もとても出場したい大会でもある。2連覇へ向けての出場は他に代え難い経験になる。大会環境も最高で、観客も選手に対して常に紳士的なんだ。」と、ナダルは連覇へ気持ちを高めている。

ヒューイットは2000年から3連覇を達成し、2006年にも4度目の優勝を飾っている。「とても格式高い大会。これまでも好成績を残しているし、大会の雰囲気も最高なんだ。芝の大会の中でも最高の大会に出場できることを光栄に思う。ウィンブルドンで優勝した時は、前哨戦のこの大会でT・ヘンマン(英国)を下して優勝した縁起の良い大会で、芝でのプレーに自信を与えてくれた。今年も好成績を挙げてその勢いのままウィンブルドンでプレーしたい。」と、抱負を語った。

2007年に初めて参加したチリッチは、地元で大人気を誇っていたヘンマンを1回戦で下す波乱を演じ、その後ベスト8まで勝ち上がったいた。「初出場の時はとても良い思い出ができた。主催者推薦で本戦入りし、世界のトップ選手と対戦したんだ。センター・コートで満員の観客の前でプレーしたのは、最高の気分だった。ヘンマンとの試合は、これまでのテニス人生のベストマッチの1つさ。」と、今年トップ20入りに成功した成長株は、そのきっかけとも言える同大会の思い出を語っていた。

1979年から2008年までは「ステラ・アルトワ選手権」として開催されていたが、スポンサーの変更とともに「AEGON選手権」として今年から生まれ変わる。

(2009年5月8日11時38分)
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