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グラドスラムで2度の準優勝を飾っているM・フィリプーシス(オーストラリア)が、プロテニス選手として稼いだ700万ドルの賞金を使い果たし、100万ドルの住宅ローンの支払いが出来ず訴えを起こされることとなった。
現在32歳のフィリプーシスは『ヘラルド・サン』紙のインタビューで、個人的にお金を借りていた金融会社へ毎週1万ドルの利息と元金の支払い要求をされており、裁判所へ訴えを起こされることになったと告白した。
「誰もがそうだと思うけど、お金は右から左へと流れていった。夢に描いていたお気楽な生活を送っていたんだ。あの時は、それが普通だと思っていたけど、それは全く普通ではなかった。世界経済が破綻している今、多くの人が苦しい状況にいるけど、自分も同じように苦しんでいる。大打撃を受けてしまって、今はそれを対処するしかないね。」
2006年のUSオープンの1回戦でR・ナダル(スペイン)に敗れたのがATP大会レベルでの最後の試合となっているフィリプーシスは、2007年の年明けに行われた、オーストラリアはパースでのエキシビションであるホップマン・カップで再発した膝の怪我のため、度重なる手術を受け復帰へリハビリを続けていた。
最近では引退した選手と30歳以上の現役選手が出場可能なシニア・ツアーである『アウトバック・チャンピオン・シリーズ』に参戦していたが、引退した選手にも思うように勝てず、そのツアーでは小額の賞金しか稼ぐことができていなかった。
アメリカに拠点を置いていた彼は、今年になって母の住む故郷であるメルボルン郊外へ引っ越しをしていたため、引退が確実と思われていたが、その背後には経済的な理由があったことも判明することとなった。
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