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テニスのグランドスラム大会である全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会9日目の1日、女子シングルス4回戦が行なわれ、ノーシードのS・シルステア(ルーマニア)が、第5シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)を3-6, 6-0, 9-7の逆転で下し、初のグランドスラム8強進出を果たした。
世界ランク41位のシルステアは、同5位のヤンコビッチに第1セットこそ奪われたが、第2セットをベーグルで取り返す。第3セットでは先にブレークに成功したヤンコビッチが5竏窒Sで自らのサービスゲームを迎えたが、ここでシルステアがブレークバックに成功、第16ゲームでこのセット2度目のブレークに成功したシルステアが、ベスト8への切符を手に入れた。
1997年のUSオープンで準決勝に進出したI・スピルレア(ルーマニア)以来となる、ルーマニア人選手として12年ぶりにグランドスラム8強入りを果たしたシルステアは、第30シードのS・ストザー(オーストラリア)とベスト4の座を争う。ストザーは、地元勢のV・ラッツァーノ(フランス)に6-1, 6-2で快勝し、シングルスでは初めてとなるグランドスラム8強入りを果たした。
第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)は、第24シードのA・ウズニアッキ(カナダ)に6-1, 6-2と53分で快勝、ベスト8進出を決めたと共に、グランドスラム大会での連勝記録を18に伸ばした。
フルセットまでもつれた1回戦と3回戦を、辛くも勝ち上がってきていたセリーナは「一番集中できた試合だったわ。」と後半戦に向けて調子が上がってきたことを強調した。
一方、メジャー大会で初の4回戦に進出していたウズニアッキは、センターコートに足を踏み入れた瞬間、M・セレス(アメリカ)のプレーをテレビで見た思い出があふれ出し、緊張していたことを認めた。「本当に硬くなって、まるで岩みたいだったわ。自分のショットが打てずに、ゲームの展開ができなかったわ。」
2002年の覇者であるセリーナは、準々決勝で第7シードのS・クズネツォワ(ロシア)と対戦する。2004年のUSオープン覇者であるクズネツォワは、第12シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)を6-4, 1-6, 6-1のフルセットで下し、ベスト8入りを果たした。
セリーナとクズネツォワは過去6度の対戦があり、セリーナが5勝1敗で勝ち越している。また年初の全豪オープン準々決勝ではセリーナが勝利している。
今大会の優勝賞金は106万ユーロ。
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