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男子テニスツアーのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、賞金総額75万ユーロ、芝)は土曜日に準決勝を行い、第1シードのA・マレー(英国)が元世界1位のJ・C・フェレーロ(スペイン)を6-2, 6-4のストレートで下し、自身初となる芝の大会での決勝進出を決めた。
今大会でイギリス人が最後に優勝したのは1938年のバニー・オースチンであり、マレーはそれ71年ぶりとなる地元勢の優勝を目指す。
マレーは試合開始当初からフェレーロにプレッシャーをかけた。第1ゲームと第5ゲームでブレークに成功し、そのまま第1セットを奪うと、第2セットでも勢いを持続した。
試合後、マレーは「いい試合だった。第1セットではサーブがうまく決まった。第2セットは緊迫した流れで、長いラリーも何度かあったが、結局、ストレートで勝ててうれしい。タフな試合だった。」と振り返っている。
マレーは決勝で第6シードのJ・ブレーク(アメリカ)と対戦する。ブレークは第2シードのA・ロディック(アメリカ)と準決勝で対戦したが、第1セット4−4となった時点でロディックが足にケガをして棄権したため、そのまま決勝進出を決めた。
ロディックは今大会で5度目の優勝をねらっていたが、その夢は来年以降に持ち越されることとなった。
「ウィンブルドンでプレーをするため、できることは何でもする予定さ。明日、再度、ケガの状態をチェックし、状態を確認する。でも最初の診察では特に深刻な問題はないと言われている・・・治療に6週間とかかかることはないさ。数日すれば治ると思う。」
第3ゲーム、ロディックはブレークの放ったロブを追い、股の下からショットを打とうとしたが失敗し、コートと周りのコンクリートとの間でつまづいてしまった。
ブレークが第7ゲームでサービスをキープして4−3とした時点で、ロディックは足とかかとにテーピングを施した。しかし第8ゲームをキープし、4−4とした時点で結局、途中棄権を申し入れた。
ロディックは症状について「足首をちょっと捻っただけさ。前後の動きは問題ないけど、左右の動きが怪しい。」と話している。
一方、ブレークは「残念だ。彼(ロディック)は好調で、ウィンブルドンで優勝できるチャンスがある。だから慎重にならざるを得ない。」と同胞を気遣った。
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