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女子テニスツアーのAEGON国際女子オープン(イギリス/イーストボーン、賞金総額60万ドル、芝)は17日、シングルス2回戦が行なわれ、ノーシードのV・ラッツァーノ(フランス)が、第1シードのE・デメンティエワ(ロシア)を6-0, 3-6, 7-6 (7-4)で下し、準々決勝進出を決める、番狂わせが起きた。
第1セットベーグルで落としたデメンティエワは、第2セットでは3度のブレークに成功しセットオールと追いつくが、第3セットのタイブレークで力尽き、ウィンブルドンに向けて不安を残す結果となった。
第7シードのN・ペトロワ(ロシア)は、V・ドゥシェヴィナ(ロシア)に対し第1セットを7−5で先取したものの、第2セット第1ゲームを落とすと後背部の怪我のために棄権を余儀なくされた。リードしていながらも棄権せざるを得なかったペトロワは、ラケットを叩きつけ、悔しさをあらわにした。
この他のシード勢では、第6シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)がS・ストザー(オーストラリア)を6-1, 5-7, 6-1で下しベスト8入りを決めたほか、第8シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)はN・リー(中国)に対し第1セット3−1とリードしたところで、リーが腹筋痛により棄権したため準々決勝進出を決めている。
2006年のウィンブルドン覇者であるA・モレスモ(フランス)とE・マカロバ(ロシア)の対戦は、モレスモが決定的なリードをするも、各セットでマカロバが逆転に成功し7-6 (10-8), 7-6 (15-13)で勝利している。
第1セットで先にブレークされたモレスモだったが、ブレークバックに成功しタイブレークで6−1と大きなアドバンテージを得るも、そこからマカロバに挽回され第1セットを逆転で失う。第2セットではゲームカウント4−0と大きくリードしたモレスモだったがマカロバにブレークバックを許すと、長いタイブレークを落とし、ストレート負けを喫してしまった。
試合を振り返ったモレスモは「ひどい負け方だったわ。多分、私の試合ではなかったのでしょう。チャンスはあったのに生かせず、正しいショットを正しい時に打てなかった。チャンスは役立たずでした。ネットに詰めても、彼女は良いプレーをしていました。大切なことは、この試合を早めに忘れて来週に集中することね。」とウィンブルドンに向けて、気持ちを切り替えることを述べた。
この他の試合の結果は以下の通り。
M・バルトリ(フランス) ○-× A・チャクエタゼ(ロシア), 7-5, 6-3
A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) ○-× S・バンマー(オーストリア), 6-1, 7-5
A・ウズニアッキ(カナダ) ○-× 鄭潔(中国), 7-6 (7-3), 6-3
今大会の優勝賞金は9万8500ドル。
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