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テニスのグランドスラム大会であるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会3日目の24日、女子シングルス2回戦が行なわれ、日本勢で唯一の初戦突破を決めた杉山愛(日本)が登場、A・パーラ=サントンハ(スペイン)を7-6 (7-5), 6-3で下し、4年連続となる3回戦進出を果たした。
グランドスラム本戦の連続出場記録を61としている杉山はこの日、第1セットをタイブレークの末に先取すると、第2セットではパーラ=サントンハに2度のブレークを許したものの、それを上回る3度のブレークに成功、1時間28分で試合を決めた。
2006年以来となる4回戦進出を目指す杉山は、ダブルスパートナーでもあるD・ハンチュコバ(スロバキア)を3回戦で対戦する。ハンチュコバは、昨年ベスト4で第16シードの鄭潔(中国)を6-3, 7-5のストレートで下し、3回戦に進出した。
この日は上位シード陣に波乱はなく、第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)がJ・グロス(オーストラリア)を6-2, 6-1で、第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)がA・レザイ(フランス)を6-1, 6-3で、第8シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)がI・オラル(ルーマニア)を6-0, 6-0で下すなど、順当に3回戦に駒を進めている。
この日一番の注目を集めたのが、世界ランク45位のG・ドゥルコ(アルゼンチン)。センターコート第1試合に登場したドゥルコは、第24シードのM・シャラポワ(ロシア)を6-2, 3-6, 6-4のフルセットで下し、3回戦進出を決めている。
世界ランク60位ながらも過去の実績により、今大会でシードとなっていたシャラポワは「ここで負けるのは、他の大会よりも辛いことだわ。ここに来るまでに、もう少し長くシーズンを過ごしたかったです。」と語った。昨年10月に肩の手術を受けていたシャラポワは、今大会が復帰後わずか4大会目の出場となっていた。
この日のシャラポワは試合開始から2−0とリードしたが、そこから9ゲーム連続で失い第1セットを失うが、第2セット第4ゲームから7ゲームを連取しセットオールに追いついたものの、ファイナルセットだけで7度ものダブルフォルトを犯すなどドゥルコに2度のブレークを許し、2年連続での2回戦敗退となった。
完全復活までにどのくらいの時間がかかるのか聞かれたシャラポワは「本当に分かりません。もし知っていたら教えてるわ。それは私が答えを持たない質問の一つでしょうね。」と語るにとどめた。
この他の試合の結果は以下の通り。
V・ズヴォナレーワ(ロシア) (7) ○-× M・ヨハンソン(フランス), 6-1, 6-3
N・ペトロワ(ロシア) (10) ○-× S・ペア(イスラエル), 6-3, 6-2
M・バルトリ(フランス) (12) ○-× T・バシンスキー(スイス), 7-5, 6-1
D・チブルコワ(スロバキア) (14) ○-× U・ラドワンスカ(ポーランド), 6-2, 6-4
V・ラッツァーノ(フランス) (26) ○-× J・クレイバス(アメリカ), 6-3, 6-0
R・クリコバ(ロシア) ○-× A・クレイバノワ(ロシア) (27), 0-6, 6-4, 6-1
S・シルステア(ルーマニア) (28) ○-× S・ミルザ(インド), 6-4, 6-4
R・ビンチ(イタリア) ○-× A・パブリュチェンコワ(ロシア) (31), 6-4, 7-6 (8-6)
F・スキアボーネ(イタリア) ○-× M・ラシェール・ダ・ブリート, 7-6 (7-2), 7-6 (7-4)
E・ヴェスニナ(ロシア) ○-× V・ドゥシェヴィナ(ロシア), 6-3, 6-4
今大会の優勝賞金は85万ポンド。
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